この記事では、ペットの種類別に見た殺虫剤の安全性、ペットを守りながら害虫駆除をする手順を解説しています。
それだけでなく、市販品で対処しきれないときの業者の選び方までまとめています。
ゴキブリやムカデが出たので殺虫剤を使いたいが、同じ部屋に犬や猫、観賞魚がいると「ペットに害はないのか」とためらってしまう方は少なくないでしょう。
害虫駆除に使う薬剤の安全性は、ペットの種類によって大きく変わります。
哺乳類の犬や猫には比較的影響が出にくい成分でも、観賞魚や爬虫類には強い毒になることがあるので注意が必要です。
害虫駆除業者
| 料金 | 対応エリア | ペットへの配慮 | 見積もり | 保証 | |
|---|---|---|---|---|---|
害虫駆除110番 |
8,800円〜 | 全国 | 子供・ペットに配慮した薬剤を使用 | 無料 | 1年間 |
害虫駆除屋 |
8,800円〜 | 全国 | 人や動物にほぼ無害な薬剤を使用 | 無料 | — |
ダスキンほづみ |
27,500円(スポット) | 東京都 | ベイト方式で薬剤の使用量を最小限に | 無料 | — |
ペットがいる家庭の害虫駆除で知っておきたい安全性の基本
家庭用の殺虫剤の多くは、ピレスロイド系という成分を有効成分に使っています。
除虫菊に含まれる成分をもとにした殺虫成分で、虫の神経に作用して動きを止めます。
このピレスロイド系は、人を含む哺乳動物の体内では分解酵素の働きで速やかに代謝され、尿などで短期間に体外へ排出されるため、犬や猫など哺乳類のペットには比較的安全性が高い成分とされています。(参考:アース製薬「家庭用殺虫剤(虫ケア用品)の安全性」)
ただし「哺乳類に安全」がすべてのペットに当てはまるわけではありません。
同じ成分でも観賞魚や両生類、爬虫類、昆虫には強い毒性となるケースもあるので、飼っているペットの種類ごとに対応を変える必要があります。
まずは自宅のペットがどの種類に当てはまるかを確認し、そのうえで害虫駆除の方法を選ぶことをおすすめします。
ペットの種類別|害虫駆除(殺虫剤)の安全性と注意点
ペットの種類によって、殺虫剤への耐性は大きく異なります。
代表的なペットごとの安全性の目安と注意点を表にまとめました。
| ペットの種類 | 殺虫剤(ピレスロイド系)への安全性 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 犬 | 比較的高い | 直接かからないようにし、舐めないよう乾くまで近づけない |
| 猫 | 注意が必要 | 成分を分解しにくく中毒を起こすことがある。犬用ノミ取り剤の流用は避ける |
| 小鳥・ハムスターなど小動物 | やや注意 | 体が小さく影響を受けやすい。噴霧時は別室へ移す |
| 観賞魚・観賞エビ | 低い(毒性が強い) | 水中に成分が入ると死ぬ危険。水槽にカバーをするか部屋の外へ |
| 両生類・爬虫類 | 低い(毒性が強い) | 体内で分解しにくく麻痺・痙攣の恐れ。別室へ移す |
| 昆虫(カブトムシ・スズムシ等) | 非常に低い | 害虫と同じく殺虫成分が効いてしまう。飼育かごを別室へ |
哺乳類である犬は比較的影響が出にくいものの、薬剤が直接かかったり、薬剤が残った床を舐めたりすれば体調を崩す可能性があります。
殺虫剤を使った直後は、成分が乾くまでその部屋に入れないようにするといいでしょう。
一方、観賞魚や両生類、爬虫類、昆虫は、ピレスロイド系の毒性を強く受けます。
とくに水槽は、噴霧した殺虫剤が水面に落ちると一気に水中へ溶け込み、魚やエビが全滅する事故につながりかねません。
同じ部屋で殺虫剤を使うのは避け、別室での作業を基本にしてください。
特に注意したい猫とピレスロイド系殺虫剤
ペットのなかでも、猫はピレスロイド系の殺虫剤に対して注意が必要な動物です。
同じ哺乳類でも犬とは事情が異なります。
とくにペルメトリンやフェノトリンという成分で中毒の報告が多いとされています。(参考:壱岐動物病院「ペルメトリン中毒」)
中毒が起きた場合、よだれを多く流す、体が震える、ふらつく、けいれんを起こすといった神経症状が出ることがあります。
気づくのが遅れると重症化する危険もあるため、異常が見られたらすぐに動物病院へ連絡してください。
くわえて注意したいのは、犬用のノミ・ダニ駆除剤を猫に流用してしまうケースです。
犬用の薬を最近つけた犬に猫がすり寄ったり、毛づくろいで舐めたりして中毒を起こすこともあるため、犬と猫を同居させている家庭では薬剤の管理に気を配ることをおすすめします。
ペットがいても安全に害虫駆除する方法
ペットを守りながら害虫を駆除するには、薬剤がペットに触れない形を選ぶのが基本になります。
薬剤が空間に拡散しない方法ほどペットへのリスクが下がるため、まずは薬剤を使わない対策から検討するのがおすすめです。
方法1:設置型のベイト剤(毒餌)を使う
ゴキブリ対策であれば、スプレーよりも設置型の毒餌剤が向いています。
容器の中の餌を害虫が持ち帰って巣ごと弱らせるタイプで、薬剤が空間に拡散しません。
ペットが容器を口にしないよう、冷蔵庫の下や家具のすき間など、ペットの手が届かない場所に置くことがポイントです。
犬や猫がいたずらしやすい家庭では、床に固定できるタイプを選ぶといいでしょう。
方法2:害虫駆除のあいだはペットを別の部屋へ移す
スプレーやくん煙剤を使うときは、作業の前にペットを別室へ移します。
観賞魚の水槽や昆虫の飼育かご、爬虫類のケージは運び出しが難しいため、基本的にはその部屋では殺虫剤を使わない方がいいでしょう。
水槽を動かせない場合は、水槽にしっかりカバーをかけ、エアポンプを一時的に止めて外気を取り込まないようにするなど、成分が水中に入らない工夫をしてください。
方法3:薬剤を使わない物理的な駆除を組み合わせる
そもそも薬剤を使わない方法もあります。
出てきた害虫を掃除機で吸い取る、熱湯をかける、粘着シートで捕獲するといった物理的な方法なら、ペットへの薬剤リスクはありません。
あわせて、害虫の侵入口になるすき間をふさいだり、餌になる生ゴミを片付けたりして、そもそも害虫が寄りつきにくい環境を作ることが、ペットにも優しい予防になります。
方法4:殺虫剤を使った後はしっかり換気する
やむを得ずスプレーやくん煙剤を使った場合は、使用後に十分な換気をしてからペットを部屋に戻します。
床や家具の表面に成分が残っていることがあるため、ペットがよく過ごす場所は拭き掃除をしておくと安心です。
くん煙剤を使った後は、説明書に記載された時間を守って入室を控え、表示どおりに換気・清掃をしてからペットを戻すようにしてください。
ペットがいる家庭は業者に頼むと安全?
市販品では対処しきれない量の害虫が出た場合や、安全面に不安が残る場合は、害虫駆除業者への相談を検討するのも一つの方法です。
ペットがいることを伝えれば、薬剤の種類や使い方を調整してくれる業者が多くあります。
なかには薬剤を空間に散布せず、毒餌を塗りつけるベイト方式や、死骸・フン・卵をバキュームで吸い取る方法を組み合わせ、薬剤の使用量を最小限に抑える業者もあります。
業者に依頼するときは、見積もりの段階でペットの種類を伝え、どんな薬剤をどこに使うのか、施工後にペットを部屋へ戻すまでどのくらい空ければよいのかを確認することをおすすめします。
ほとんどの業者が現地調査・見積もりを無料で行っているため、まずは相談だけしてみるのも判断材料になります。
ゴキブリ駆除を業者に頼む場合の費用相場は、以下の記事でも確認できます。
ペットがいる家庭におすすめの害虫駆除業者3選
ペットへの配慮を相談しやすい駆除業者を3社紹介します。
料金や対応エリア、ペットへの配慮の方針を比較表にまとめました。
全国で相談したい場合は害虫駆除110番や害虫駆除屋、東京都内で薬剤をできるだけ使いたくない場合はダスキンほづみが候補になります。
3社とも見積もりは無料のため、エリアと薬剤の方針が合う業者に相談してみてください。
1:害虫駆除110番

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 8,800円〜 |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短30分 |
| 対応エリア | 全国 |
| 保証 | 1年間 |
| 運営 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
害虫駆除110番は、子供やペットにも安全な薬剤を使用し、1年間の保証付きで害虫を駆除する全国対応サービスです。
現地調査・見積もり・キャンセルがすべて無料で、最短即日・30分での診断が可能なため、急ぎの場合にも対応できます。
施工後は1年間の保証がつき、追加料金は一切発生しません。見積もり金額がそのまま最終的な支払い額になります。
「小さい子供やペットがいるので薬剤が心配」「見積もり後に断っても費用がかかるか不安」という場合は、気軽に無料見積もりから相談することをおすすめします。
害虫駆除110番がおすすめの人
- 子供やペットがいて安全な薬剤での駆除を希望する人
- 追加料金なしの明朗会計で依頼したい人
- 1年間の保証がついた業者を選びたい人
2:害虫駆除屋

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 8,800円〜 |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短5分 |
| 対応エリア | 全国 |
| 保証 | — |
| 運営 | 株式会社アシスト |
害虫駆除屋は、基本料金・出張料金・現地見積もりがすべて0円からスタートできる害虫駆除サービスです。
全国に加盟店が多く、最短5分で到着できる体制を持ち、24時間365日いつでも依頼できます。
年間1万件以上の実績があり、初期費用ゼロで施工内容を確認してから判断できるため、費用の見通しが立てやすいです。人間や動物にほぼ無害な薬剤を使っているので、子供やペットがいても安心です。
「急いでいるが費用の初期負担をゼロに抑えたい」という場合は、まず現地見積もりを依頼して施工内容と金額を確認することをおすすめします。
害虫駆除屋がおすすめの人
- 最短5分での緊急対応を求める人
- 小さな子供やペットと暮らしている人
- 年間実績1万件以上の安定した業者を選びたい人
現地見積もり0円
3:ダスキンほづみ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 27,500円(スポット) |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 受付時間 : 午前9時~午後5時 (定休日:土・日・祝祭日) |
| 最短対応 | — |
| 対応エリア | 東京都 |
| 保証 | — |
| 運営 | 株式会社ほづみ ※ダスキン加盟店 |
ダスキンほづみは、死骸・フン・卵までバキュームで除去し、薬剤の使用量を最小限に抑えられる害虫駆除サービスです。
ダスキン加盟店として厳格な品質基準のもと施工するため、初めて害虫駆除業者を利用する方でも安心して任せられます。
安全性の高い〈ベイト方式※〉〈バキューム吸引〉で施工するので、「薬剤をできるだけ使いたくない」「赤ちゃんやペットがいる」という方におすすめです。
※薬剤を散布するのではなく、ゴキブリの毒餌となる成分のベイト剤を塗りつけるタイプです。
ダスキンほづみがおすすめの人
- 小さな子供やペットと暮らしている人
- 死骸・フン・卵まで徹底除去したい人
- ダスキンブランドの信頼性を重視する人
安心のダスキンブランド
【FAQ】ペットがいる家庭の害虫駆除でよくある質問
Q:犬や猫がいる部屋でゴキブリ用のスプレーを使っても大丈夫ですか?
犬や猫は哺乳類のため、ピレスロイド系の殺虫剤の影響は比較的受けにくいとされています。
ただし薬剤が体や食器に直接かかったり、成分が残った床を舐めたりすると体調を崩す可能性があるため、使用時はペットを別室に移し、成分が乾いて換気を済ませてから戻すことをおすすめします。
Q:観賞魚の水槽がある部屋で殺虫剤を使うのは危険ですか?
観賞魚にとってピレスロイド系の殺虫剤は毒性が強く、噴霧した成分が水中に入ると魚やエビが死ぬ危険があります。
同じ部屋での使用は避け、水槽を動かせない場合は水槽にカバーをかけ、エアポンプを一時的に止めて成分が水に入らないようにしてください。
Q:猫に犬用のノミ・ダニ駆除剤を使ってもいいですか?
犬用のノミ・ダニ駆除剤を猫に使うのは避けてください。
猫はピレスロイド系の成分を肝臓でうまく分解できず、犬には問題のない量でも中毒を起こすことがあるため、猫には猫専用の製品を使うことをおすすめします。
Q:薬剤を一切使わずに害虫を駆除する方法はありますか?
掃除機で吸い取る、熱湯をかける、粘着シートで捕獲するといった物理的な方法なら、薬剤を使わずに害虫を駆除できます。
あわせて侵入口のすき間をふさぎ、生ゴミを片付けて害虫が寄りつきにくい環境を作ると、ペットへの薬剤リスクなく予防できます。
Q:業者に頼むときはペットがいることを伝えたほうがいいですか?
業者に依頼する際は、ペットの種類を必ず伝えることをおすすめします。
ペットがいることを伝えれば、薬剤の種類や施工方法を調整してくれる業者が多く、施工後にペットを部屋へ戻すまでの目安時間も教えてもらえます。
まとめ
ペットがいる家庭の害虫駆除は、ペットの種類によって安全性が変わります。
犬や猫など哺乳類はピレスロイド系の影響を受けにくい一方、観賞魚・両生類・爬虫類・昆虫には毒性が強いため、駆除のあいだは別室へ移すか、その部屋では殺虫剤を使わない判断が必要です。
猫はピレスロイド系を分解しにくく中毒を起こすことがあるため、犬用の薬の流用は避けてください。
市販品で対処しきれない場合は、ペットがいることを伝えたうえで業者に相談し、まずは無料の現地調査・見積もりで使う薬剤と施工後にペットを戻すまでの時間を確認してから依頼を判断してください。



