飲食店のゴキブリ駆除でかかる金額は、1回あたりの料金より1年間で払い続ける総額のほうが判断材料になります。
1回だけのスポット施工は店舗・事務所の16畳以下で18,000〜25,000円、4週間に1回訪問する事業所向けの定期管理は50平米(約15坪)までで初回19,800円・2回目以降6,600円が実際に公表されている金額です。(参考:ミツモア「ゴキブリ駆除の料金相場」)
この記事では、面積別のスポット料金と定期管理の年間総額を解説。
さらに、食品衛生法が求める「1年に2回以上の駆除と記録の1年間保存」、営業中の店舗で使える工法と使えない工法、費用を抑える4つの判断軸について紹介しています。
掲載しているスペックはいずれも2026年8月時点で各社の公式サイトに掲載されている内容です。
- 飲食店のゴキブリ駆除費用の相場|スポット1回と定期管理の年間総額
- 飲食店のゴキブリ駆除は年2回以上が基準|記録は1年間保存する
- 飲食店のゴキブリ駆除費用が家庭より高くなる4つの理由
- 営業中の飲食店で使えるゴキブリ駆除の工法と使えない工法
- 閉店後・深夜の施工で飲食店のゴキブリ駆除費用はどう変わるか
- 商業施設・ビルのテナントは建築物衛生法の点検対象になることがある
- 飲食店のゴキブリ駆除業者おすすめ3選【料金・対応時間で比較】
- 飲食店でゴキブリ駆除を依頼した店舗オーナーの声
- 飲食店のゴキブリ駆除費用を抑える4つの判断軸
- 見積書で飲食店のゴキブリ駆除費用が適正か確かめる5項目
- 【FAQ】飲食店のゴキブリ駆除費用でよくある質問
- まとめ|飲食店のゴキブリ駆除は「年間いくら払うか」で見積書を読む
飲食店のゴキブリ駆除費用の相場|スポット1回と定期管理の年間総額
飲食店のゴキブリ駆除費用は、1回で完結させるスポット施工が16畳以下で18,000〜25,000円、4週間に1回の事業所向け定期管理が50平米までで初回19,800円と2回目以降6,600円です。
定期管理を1年続けた総額は99,000円で、スポット施工を年4回受けた場合の72,000〜100,000円と同じ水準に収まります。
店舗では、施工の間隔が卵の孵化サイクルより短いかどうかで結果が変わります。
飲食店のスポット1回のゴキブリ駆除費用【面積別】
スポット施工は、駆除する面積で料金が決まる方式が主流です。
同じ16畳でも店舗のほうが約2倍の金額になるのは、厨房設備の裏側や排水まわりまで施工範囲に入るためです。
店舗の広さが不明なまま問い合わせると、業者側も概算しか出せません。
坪数か平米数、厨房と客席の面積の内訳、席数の3つを控えてから電話するだけで、初回の見積もりの精度が上がります。
家庭向けの間取り別料金と比べたい場合は、ゴキブリ駆除費用の間取り別相場を見ると、店舗料金がどこから上乗せされているかが分かります。
飲食店の事業所向け定期管理のゴキブリ駆除費用【50平米・80平米】
定期管理は、面積の区分ごとに初回料金と2回目以降の料金が分かれる方式です。
4週間に1回の訪問は年13回になるので、50平米の店舗なら初年度99,000円、80平米の店舗なら138,600円が年間の目安です。
1席あたりに換算すると、20席の店で年間5,000円弱、月あたり400円強という水準になります。
定期契約が本当に必要かを先に判断したい場合は、害虫駆除の定期契約が必要なケースを確認すると、単発で足りる条件との違いが整理できます。
飲食店のゴキブリ駆除費用が業者によって3倍以上違う理由
同じ「店舗のゴキブリ駆除」でも、3,300円から27,500円まで表示価格に開きがあるのは、料金に含まれる作業の範囲が業者ごとに違うためです。
マッチングサイトの最低価格帯は、ベイト剤の設置と簡単な確認だけを1回行う内容が中心になります。
専門業者の定期管理には、初回のバキューム吸引による死骸とフンの除去、生息確認用の調査トラップの設置、毎回の報告書提出までが含まれます。
見積書を比べるときは、調査・施工・記録の3つが入っているかを先に見てください。
飲食店のゴキブリ駆除は年2回以上が基準|記録は1年間保存する
飲食店のゴキブリ駆除は、食品衛生法施行規則の別表第17で「1年に2回以上、ねずみ及び昆虫の駆除作業を実施し、その実施記録を1年間保存すること」と定められています。(参考:宮城県「公衆衛生上必要な措置に関する基準の解説について」)
駆除そのものだけでなく、実施した記録を残すところまでが基準に含まれます。
年間の費用を計算するときは、最低でも年2回分の施工費と、報告書が発行されるかどうかを前提に置いてください。
飲食店のゴキブリ駆除に年2回以上が求められる法的な背景
この基準は、2021年6月1日から始まったHACCPに沿った衛生管理の制度化にひもづいています。(参考:東京都保健医療局「HACCPに沿った衛生管理の制度化」)
小規模な飲食店営業は衛生管理計画を自分で作って運用する形が認められているため、外部の業者に委託せず自店で駆除と記録を行っても基準は満たせます。
ただし、厨房設備の裏や排水まわりの生息状況を自店で正確に判定するのは難しく、そこを業者に任せる費用と考えると年2回の施工費は妥当な水準に収まります。
調査にもとづく管理なら駆除の頻度を変えてよい
別表第17には、年2回という頻度を一律に強制しない但し書きも併記されています。
調査トラップを置いて生息数を記録している店舗なら、施工回数を減らして費用を圧縮する交渉ができます。
逆に何の記録もない状態で「年2回で十分です」と言われた見積もりは、根拠の説明を求めてください。
営業許可の施設基準にもゴキブリの侵入防止と駆除が入っている
駆除の頻度とは別に、店舗の設備そのものにも基準があります。
東京都食品衛生法施行条例の施設基準には「ねずみ、昆虫等の侵入を防止できる設備を有すること」「必要に応じて、ねずみ、昆虫等の侵入を防ぐ設備及び侵入した際に駆除するための設備を有すること」と書かれています。(参考:東京都例規集「食品衛生法施行条例」)
現地調査で設備の不備を指摘された場合、その修繕は駆除費用とは別枠の見積もりになるため、合計額を確認してください。
飲食店のゴキブリ駆除費用が家庭より高くなる4つの理由
店舗の料金が家庭の約2倍になるのは、施工範囲と発生条件が家庭とまったく違うためです。
厨房設備・熱源・搬入資材・薬剤の制約という4つの条件が重なることで、1回あたりの作業量が増えます。
どの条件が自店に当てはまるかを把握しておくと、見積もりの内訳を読めるようになります。
理由1:厨房設備の裏と下がゴキブリ駆除の施工範囲に入る
冷蔵庫・製氷機・食器洗浄機・コンロ台の裏側は、温かく暗く湿っているという条件がそろっています。
これらは重量物なので、施工の際に業者が動かすか、動かさずに専用のノズルで薬剤を入れるかで作業時間が変わります。
クロゴキブリはビルの中では厨房や湯沸室によく見られる種類なので、厨房を外した見積もりは範囲不足になります。(参考:千葉市「ゴキブリの生態と防除」)
理由2:チャバネゴキブリは暖房のある店舗で1年中繁殖する
チャバネゴキブリは体長10〜13mmの黄褐色のゴキブリで、都市部の暖房のある飲食店やビルに生息します。(参考:埼玉県害虫防除事業協同組合「ゴキブリ対策」)
生育期間は2.5〜3ヶ月、産卵から孵化までは3〜4週間で、暖房設備のあるビルなどでは1年中生息しています。(参考:千葉市「ゴキブリの生態と防除」)
年1回の施工では孵化のサイクルに追いつかず、翌年また同じ規模の駆除費用がかかります。
理由3:納品の段ボールと排水設備がゴキブリの持ち込み経路になる
店舗には毎日のように食材と資材が届き、段ボールごとバックヤードに置かれます。
段ボールの波形の断面はチャバネゴキブリの隠れ場所として条件がよく、卵鞘ごと店内へ持ち込まれることがあります。
この2箇所を放置したまま薬剤だけを撒くと、施工の間隔を詰めるしかなくなり、結果として年間費用が上がります。
理由4:客席と厨房で使えるゴキブリ駆除の薬剤が変わる
調理器具・食器・食材がある場所では、薬剤が付着しないよう処理方法を切り替える必要があります。
ゴキブリの被害には大腸菌や病原菌等の媒介があり、食品を扱う店舗ほど薬剤の選定に制約がかかります。(参考:埼玉県害虫防除事業協同組合「ゴキブリ対策」)
市販のスプレーやくん煙剤で店舗を処理しようとすると、この使い分けができずに費用も時間も無駄になります。
店舗で市販品を使う前に、市販の殺虫剤が効かない理由を確認しておくと判断が早くなります。
営業中の飲食店で使えるゴキブリ駆除の工法と使えない工法
営業を止めずにゴキブリ駆除を進めたい場合、選べる工法はベイト剤(毒餌)を中心にした方法に限られます。
ガス状の薬剤を室内に充満させる空間処理は、食材と食器を全て養生する必要があるため営業時間内には行えません。
どちらを選ぶかで施工時間が変わり、休業補償のような見えない費用が発生するかどうかも決まります。
空間処理とベイト剤は基本的に併用できない
ゴキブリの防除には薬剤散布・空間処理・ベイト剤・トラップの4つの手法があり、このうち空間処理とベイト剤の併用は基本的にできません。(参考:埼玉県害虫防除事業協同組合「ゴキブリ対策」)
空間処理の薬剤がベイト剤に付着すると、ゴキブリが餌を食べなくなり毒を巣へ持ち帰らなくなるためです。
店内でくん煙剤を使った場合は、いつ何を使ったかを業者へ伝えてください。
ベイト剤中心なら営業時間内でも施工できる
ベイト剤は限られた場所に少量を設置する方法なので、食器類の後片付けをせずに施工できます。
ベイト剤は、巣に毒を持ち帰らせて巣にいる個体にも作用させる薬剤で、即効性は狙っていません。
設置した翌日に成果が見えないからといって追加依頼をすると、費用だけが増えます。
薬剤散布と残留噴霧は閉店後に回す
油剤や乳剤を霧状にして散布する方法は、食材や調理器具への付着を避けるため営業時間外の作業になります。
閉店後の作業を指定できる業者かどうかで、休業日を作らずに済むかが決まります。
閉店後・深夜の施工で飲食店のゴキブリ駆除費用はどう変わるか
深夜に施工してもらう場合の料金の扱いは業者ごとに分かれており、割増がある業者と作業内容で決まる業者の両方があります。
害虫ファーストと害虫駆除110番はいずれも24時間365日の受付で、現地調査と見積もりを無料としています。
時間帯の指定で金額が変わるかどうかは、見積もりの段階で書面に残してください。
営業時間外の指定で飲食店のゴキブリ駆除費用が上がるケース
スタッフの人件費が深夜割増になる業者では、時間帯の指定が加算の対象になります。
加算の有無だけでなく、何時から何時までが割増の対象なのかを聞いておくと、閉店時刻を22時から21時に前倒しするだけで回避できる場合があります。
逆に、作業時間の長さで料金が決まる業者なら、深夜に呼んでも金額は変わりません。
休業して施工するときに発生する費用
空間処理を選んだ場合、薬剤の充満と換気で店を閉める時間が必要になります。
1日の売上が10万円の店で半日閉めれば、駆除費用より休業分の損失のほうが大きくなります。
定休日に合わせて施工日を組めるかどうかを、見積もりの前に業者へ伝えておいてください。
ゴキブリを見つけたその日のうちに来てもらいたい場合は、即日で来られるゴキブリ駆除業者の探し方をあわせて確認してください。
初回だけ厚く施工して2回目以降を軽くする組み方
定期管理の料金体系が初回と2回目以降で分かれているのは、初回に生息数を一気に落とす設計になっているためです。
ダスキンほづみの事業所向けプランでは、初回19,800円に対し2回目以降が6,600円と3分の1の水準に下がります。
すでに大量発生している店舗が月1回のスポット施工を繰り返すより、初回に集中して費用をかけたほうが総額は下がります。
見積もりが1回分の単価だけで示されている場合は、初回と2回目以降を分けた提案ができるかを聞いてください。
商業施設・ビルのテナントは建築物衛生法の点検対象になることがある
路面店と商業施設のテナントでは、店舗が負うゴキブリ駆除の義務も費用の負担先も変わります。
建築物衛生法の対象になる特定建築物では、ねずみ等の生息状況の統一的な調査が建物単位で行われます。
自店で契約する前に、ビル側がどこまで実施しているかを管理会社に確認してください。
6月以内ごとに1回・発生しやすい場所は2月以内ごとに1回
建築物衛生法にもとづく調査の頻度は「6月以内ごとに1回(特に発生しやすい場所については2月以内ごとに1回)、定期に統一的に調査」と定められています。(参考:東京都健康安全研究センター「Q&A 清掃・ねずみ等防除について」)
この調査はビルの管理者が実施するもので、テナント側が同じ内容を二重に契約する必要はありません。
東京都は毎月1回以上の点検を指導している
東京都は法定の頻度より厳しく、生息状況等の点検を毎月1回以上実施することを指導基準としています。(参考:東京都健康安全研究センター「Q&A 清掃・ねずみ等防除について」)
都内の大型商業施設に入っている店舗は、月1回の点検が入る前提で自店の対策を組めます。
点検の結果は建物側に記録が残るので、自店の記録として写しをもらえるかを管理会社に相談してください。
テナントとビルオーナーで費用負担が分かれるライン
共用部の配管・ダクト・ゴミ置き場が発生源になっている場合、駆除の費用はビル側の負担になるのが一般的です。
専有部である店舗の内部で発生している場合は、賃貸借契約にもとづきテナント側の負担になります。
負担先の考え方は住宅の場合と共通する部分が多く、賃貸でのゴキブリ費用の負担先の判断基準がそのまま参考になります。
飲食店のゴキブリ駆除業者おすすめ3選【料金・対応時間で比較】
飲食店でゴキブリ駆除を依頼するなら、営業時間外に施工できるか、記録が残る報告書が出るか、対応エリアに自店が入るかの3点で絞り込めます。
ここで紹介する3社は、いずれも現地調査と見積もりを無料としており、金額を出させてから判断できます。
1:害虫ファースト

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 5,000円〜 |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短30分で到着 |
| 対応エリア | 東京23区・千葉・埼玉・神奈川(首都圏) |
| 保証 | 永久保証 |
| 運営 | 株式会社ファースト |
首都圏の店舗で閉店後すぐに来てほしいなら、最初に検討したいのが害虫ファースト。
害虫ファーストは、国家資格保有者が在籍し、年間10万件以上の依頼をこなす首都圏最大級の害虫駆除業者です。
24時間365日・最短30分で到着し、現地調査と見積もりは無料です。見積もり後のキャンセルも料金なしで対応します。
顧客満足度は98%以上で、永久保証と価格保証の両方を標準搭載しており、「一度駆除したら再発させない」という体制が整っています。
「緊急だが費用が心配」という場合でも、キャンセル料ゼロなのでまず見積もりだけ依頼して内容を確認してから決めることをおすすめします。
害虫ファーストがおすすめの人
- 今すぐ(最短30分)対応してほしい緊急性の高い人
- 国家資格保有者による安心の施工を求める人
- 永久保証で長期的な再発防止を求める人
2:害虫駆除110番

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 8,800円〜 |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短30分 |
| 対応エリア | 全国 |
| 保証 | 1年間 |
| 運営 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
首都圏以外で開業している店舗が全国どこからでも相談できるのが害虫駆除110番。
害虫駆除110番は、子供やペットにも安全な薬剤を使用し、1年間の保証付きで害虫を駆除する全国対応サービスです。
現地調査・見積もり・キャンセルがすべて無料で、最短即日・30分での診断が可能なため、急ぎの場合にも対応できます。
施工後は1年間の保証がつき、追加料金は一切発生しません。見積もり金額がそのまま最終的な支払い額になります。
「小さい子供やペットがいるので薬剤が心配」「見積もり後に断っても費用がかかるか不安」という場合は、気軽に無料見積もりから相談することをおすすめします。
害虫駆除110番がおすすめの人
- 子供やペットがいて安全な薬剤での駆除を希望する人
- 追加料金なしの明朗会計で依頼したい人
- 1年間の保証がついた業者を選びたい人
210万件以上の累計問合せあり
3:ダスキンほづみ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 27,500円(スポット) |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 受付時間 : 午前9時~午後5時 (定休日:土・日・祝祭日) |
| 最短対応 | - |
| 対応エリア | 東京都 |
| 保証 | - |
| 運営 | 株式会社ほづみ ※ダスキン加盟店 |
都内で年間の管理費を先に固めたい店舗向けなのが、事業所向け定期サービスを50平米まで初回19,800円・4週ごと6,600円で公開しているダスキンほづみ。
ダスキンほづみは、死骸・フン・卵までバキュームで除去し、薬剤の使用量を最小限に抑えられる害虫駆除サービスです。
ダスキン加盟店として厳格な品質基準のもと施工するため、初めて害虫駆除業者を利用する方でも安心して任せられます。
安全性の高い〈ベイト方式※〉〈バキューム吸引〉で施工するので、「薬剤をできるだけ使いたくない」「赤ちゃんやペットがいる」という方におすすめです。
※薬剤を散布するのではなく、ゴキブリの毒餌となる成分のベイト剤を塗りつけるタイプです。
ダスキンほづみがおすすめの人
- 小さな子供やペットと暮らしている人
- 死骸・フン・卵まで徹底除去したい人
- ダスキンブランドの信頼性を重視する人
安心のダスキンブランド
飲食店でゴキブリ駆除を依頼した店舗オーナーの声
ダスキンほづみの公式サイトには、飲食店から寄せられた声が実名なしで掲載されています。
金額の妥当性を判断する材料として、実際に契約を続けている店舗が何を評価しているかを確認できます。
集客への影響を評価している飲食店の声
「いつも綺麗にしていただきありがとうございます。飲食店なのでゴキブリは天敵!でもダスキンさんのおかげで綺麗な店ゴキのいない店として女性客がふえました。これからも利用させて頂きます。」
引用元:ダスキンほづみ「お客様の声」(取得日:2026年8月)
この声は、駆除費用を集客への投資として捉えている例です。
客席にゴキブリが出た店という評判が立つと、駆除費用より回復にかかる時間のほうが重くなります。
侵入口の特定を評価している飲食店の声
「ゴキブリの浸入口をつきとめて、説明いただいたことがうれしく思いました。お客さまに不快にさせないことが一番ですので、改善していきたいと思いました。ふだん、私どもでは気付かなかった所なので良かったです。(私たちは飲食店です。)」
引用元:ダスキンほづみ「お客様の声」(取得日:2026年8月)
侵入口の特定は、次回以降の施工回数を減らす作業でもあります。
薬剤を撒いた回数よりも、どこから入っているかを説明できたかで業者の力量を判断できます。
現地調査の報告に侵入口の写真が付いてくる業者なら、翌年の契約内容を交渉する材料にもなります。
費用の位置づけについて書かれた声
「この不況の中色々な面で経費の節約をやっていますが、他を削ってでもこの害虫駆除だけは必要経費の一番と思っています。お客の信用を担う一員としてこれからも宜しくお願いします。毎月感謝しています。」
引用元:ダスキンほづみ「お客様の声」(取得日:2026年8月)
同じページには「100%出なくなるとは限らない事なども説明して下さった」という声も掲載されています。
ゼロを約束する業者より、限界を先に説明する業者のほうが、追加費用のトラブルは起きにくくなります。
掲載されている声には日付の記載がないため、契約時期による内容の違いまでは読み取れません。
店舗の業態や広さも書かれていないので、金額の妥当性そのものは自店の見積書と相場表で確かめてください。
飲食店のゴキブリ駆除費用を抑える4つの判断軸
飲食店のゴキブリ駆除費用は、業者が作業しやすい状態を整えることで下がります。
面積・搬入経路・記録・契約単位の4つを見直すと、同じ結果をより少ない回数で出せます。
どれも店側で今日から着手できる内容です。
判断軸1:施工範囲を厨房とバックヤードに絞れないか確認する
客席を含めた全面積で見積もりが出ている場合、発生が厨房に集中しているなら範囲を絞れます。
粘着トラップを1週間置いて、どの区画で何匹捕れたかを数えておくと、範囲を絞る交渉の材料にも頻度を減らす根拠にもなります。
判断軸2:段ボールを店内に置かない運用に変える
納品された段ボールを当日中に潰して外へ出すだけで、持ち込みの経路がひとつ減ります。
プラスチックコンテナへの入れ替えを納品業者に相談すると、根本的に持ち込みを断てます。
納品が多い週だけ回収を1日2回に増やすなど、店の回転に合わせた運用に変えるだけでも効果は出ます。
判断軸3:報告書が出る契約かどうかで比べる
ダスキンほづみの定期契約では、掲示用の「衛生管理証」が発行され、駆除の報告と予防管理のアドバイスを記入した「サニテーションレポート」が毎回提出されます。(参考:ダスキンほづみ「ゴキブリ駆除サービス」)
報告書が出る契約なら、食品衛生法が求める実施記録の1年間保存をそのまま満たせます。
報告書のない安い契約を選ぶと、記録を自店で作る手間が別に発生します。
比較の軸を先に固めたい場合は、害虫駆除業者の選び方を読んでから見積もりを取ると判断が早くなります。
判断軸4:複数店舗をまとめて1契約にできないか聞く
2店舗以上を運営している場合、店舗ごとに契約するより一括で契約したほうが単価が下がることがあります。
移動の回数が減る分、業者側にも値引きの余地が生まれます。
系列店が近隣にある場合は、同じ日にまとめて回れる日程を提案してみてください。
見積書で飲食店のゴキブリ駆除費用が適正か確かめる5項目
2社目を呼ぶ手間をかけなくても、手元の見積書を5項目で読み解けば妥当性は判断できます。
この5項目は、現地調査に来た担当者へその場で確認できる内容です。
答えを渋る、口頭でしか説明しない、その場での契約を急かすという反応が返ってきたら、いったん保留してください。
確認1:施工の対象面積と区画が書かれているか
「一式」とだけ書かれた見積書は、後から範囲の解釈が食い違います。
厨房・客席・バックヤード・外周のどこまでが含まれるかを、平米数と一緒に明記してもらってください。
範囲が書面で確定していれば、追加作業が出たときにどこからが追加なのかを線引きできます。
確認2:初回と2回目以降の金額が分かれているか
定期契約の見積もりで単価が1種類しか書かれていない場合、初回の作業量が反映されていない可能性があります。
初年度の合計額と次年度以降の年額を、それぞれ数字で出してもらってください。
確認3:報告書と作業記録が発行されるか
実施記録を1年間保存する必要があるため、記録が出ない契約は法令上の要件を自店で埋めることになります。
発行の有無と、書面かデータかの形式を確認しておいてください。
作業内容と使用薬剤名まで書かれた報告書なら、保健所の立入検査で提示する資料としてそのまま使えます。
報告書が出ない契約を選ぶ場合は、施工日と作業範囲を店側で控えて保管してください。
確認4:施工できる時間帯が契約に書かれているか
平日日中のみの契約なのか、営業時間外に対応できるのかで、休業日を作る必要があるかが変わります。
時間帯の変更に追加料金がかかるかどうかも、同じタイミングで聞いておいてください。
確認5:再発したときの再施工の条件が書かれているか
保証の年数だけでなく、どの状態を再発と判断するかの基準を確認してください。
侵入経路の封鎖工事を行った場合に限る、といった条件が付いているケースがあります。
保証の対象外になる条件を先に聞いておけば、契約後に「これは保証外です」と言われる展開を避けられます。
【FAQ】飲食店のゴキブリ駆除費用でよくある質問
飲食店の経営者から実際に多い疑問を、費用と法令の観点でまとめました。
Q:飲食店のゴキブリ駆除は法律で義務になっていますか?
飲食店を含む食品等事業者には、食品衛生法施行規則の別表第17により、1年に2回以上ねずみ及び昆虫の駆除作業を実施し、その実施記録を1年間保存することが求められています。
ただし、生息状況の調査にもとづいて同等の目的が達成できる場合は、施設の状況に応じた方法と頻度で実施することも認められています。
業者への委託が義務づけられているわけではなく、自店で実施して記録を残す形でも基準は満たせます。
Q:飲食店のゴキブリ駆除費用は1年でいくらかかりますか?
4週間に1回の事業所向け定期管理を選んだ場合、50平米(約15坪)までの店舗で初年度99,000円が目安です。
80平米(約25坪)までの店舗では、初年度138,600円が目安になります。
年2回のスポット施工だけで運用する場合は、36,000〜50,000円程度に収まります。
Q:飲食店のゴキブリ駆除は営業を止めずにできますか?
ベイト剤を中心にした施工であれば、食器類の後片付けをせずに営業時間内でも作業できます。
薬剤を霧状に散布する方法や、ガス状の薬剤を充満させる空間処理を選ぶ場合は、閉店後か定休日の作業になります。
どの工法で施工するかによって休業の要否が変わるため、見積もりの段階で工法を確認してください。
Q:飲食店のゴキブリ駆除費用は経費として計上できますか?
店舗の衛生管理のために支出した駆除費用は、事業に必要な支出として計上できる性質のものです。
定期契約の場合は契約期間と対応する年度で処理するのが基本になるため、具体的な仕訳は顧問税理士に確認したうえで、領収書とあわせて作業報告書を保管しておいてください。
Q:保健所に相談すればゴキブリを駆除してもらえますか?
保健所は相談と駆除方法の説明を行いますが、防除や駆除の作業自体は実施していません。(参考:東京都多摩立川保健所「相談・同定・駆除方法等について」)
駆除業者を紹介してもらえる場合はありますが、施工の費用は店舗の負担になります。
虫の種類が分からない段階であれば、写真を持って保健所に相談すると同定だけは無料で受けられます。
Q:商業施設に入っている店舗も自分でゴキブリ駆除を契約すべきですか?
建築物衛生法の対象になる建物では、ビル側が6月以内ごとに1回(特に発生しやすい場所は2月以内ごとに1回)の統一的な調査を実施しています。
まず管理会社に実施状況と記録の写しをもらえるかを確認し、そのうえで自店の専有部だけを対象にした契約が必要かを判断してください。
業者の比較から始めたい場合は、以下の記事で条件別に整理しています。
まとめ|飲食店のゴキブリ駆除は「年間いくら払うか」で見積書を読む
飲食店のゴキブリ駆除費用は、スポット施工なら16畳以下で18,000〜25,000円、事業所向けの定期管理なら50平米までで初年度99,000円が目安になります。
手元に見積書があるなら、施工の対象面積、初回と2回目以降の金額、報告書の発行、施工できる時間帯、再施工の条件の5項目がそろっているかを確認してください。
5項目が埋まっていない見積もりは、金額の高さより内容の不足が問題なので、同じ業者に出し直してもらえば足ります。
現地調査と見積もりを無料にしている業者なら、金額を出させたうえで断っても費用は発生しません。







