羽アリ大量発生はシロアリのサイン?応急処置と業者を呼ぶ基準

羽アリ大量発生はシロアリのサイン? 応急処置と業者を呼ぶ基準 羽アリ
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窓ガラスに何十匹もの羽アリが張り付いている、床に羽アリの死骸が大量に散らばっている。

そんな光景を目にしたとき、まず何をすれば良いかわからず、とりあえず殺虫スプレーを手にする方が多いでしょう。

羽アリの大量発生は、シロアリまたはクロアリの巣が成熟し、新しいコロニーを作るために一斉に飛び立つ「群飛」によって起こるとされています。

室内から大量の羽アリが出た場合、床下や壁の内部にすでに巣が存在している可能性が高いです。

この記事では、今すぐできる応急処置の手順・シロアリかクロアリかの見分け方・業者を呼ぶべき判断基準をまとめています。

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目次
  1. 羽アリが突然大量発生する原因|巣が成熟した合図
    1. シロアリが一斉に飛び立つ「群飛」とは
    2. 雨上がりに大量発生しやすい2つの理由
    3. クロアリの羽アリが大量発生するケース
  2. 家の中で羽アリが出たら|今すぐできる応急処置3ステップ
    1. ステップ1:掃除機で吸引する
    2. ステップ2:出てきた隙間をポリ袋・テープでふさぐ
    3. ステップ3:夜間は照明を落とし窓を閉める
  3. シロアリかクロアリか|羽アリの見分け方チェックリスト
    1. 胴体のくびれで見分ける
    2. 翅のサイズで見分ける
    3. 発生時期・時間帯で判断する
    4. 羽アリと間違えやすい虫(クロバネキノコバエなど)
  4. シロアリの羽アリだった場合にすべきこと
    1. 「いなくなった」は安心できない理由
    2. 家の構造材が食害されている可能性
    3. プロに相談すべき3つのサイン
  5. クロアリの羽アリだった場合の対処法
    1. クロアリが家に与える直接的な影響
    2. 侵入経路をふさぐことが最優先
  6. 羽アリを呼び込まない予防策
    1. 湿気・通風の管理(基礎の換気確保)
    2. 庭の廃材・枕木を放置しない
    3. 夜間の光対策(群飛時期は特に意識する)
  7. DIYと業者依頼の判断基準|どちらを選ぶべきか
  8. おすすめのシロアリ駆除業者3選
    1. 1:シロアリ110番
    2. 2:街角シロアリ駆除相談所
    3. 3:サンキョークリーンサービス
  9. 【FAQ】羽アリ大量発生でよくある質問
    1. Q. 羽アリは何月に大量発生しますか?
    2. Q. 室内から羽アリが出てきました。シロアリですか?
    3. Q. 羽アリを掃除機で吸っても大丈夫ですか?
    4. Q. 殺虫スプレーを使ってはいけないのはなぜですか?
    5. Q. 羽アリがいなくなったら放置していいですか?
    6. Q. 羽アリ駆除の費用はいくらかかりますか?
  10. まとめ|羽アリ大量発生は早めの対処が重要

羽アリが突然大量発生する原因|巣が成熟した合図

羽アリが一度に何百匹も現れる現象は、突発的な事故ではありません。

巣が十分に成熟したことで次世代の繁殖アリが一斉に外へ出る「群飛」と呼ばれる生態行動によって起こるとされています。

原因を知っておくと、今自分の家で何が起きているかを判断しやすくなります。

シロアリが一斉に飛び立つ「群飛」とは

シロアリのコロニーは、女王アリ・働きアリ・兵アリ・羽アリ(有翅虫)などで構成されています。

羽アリは巣が成熟すると繁殖のために作られる個体で、新しいコロニーを形成するために外へ飛び立ちます

この一斉飛翔を「群飛」と呼び、特定の気象条件が揃ったタイミングで大量発生するとされています。

シロアリのコロニーは数万から数百万個体で構成されるとされており、羽アリはその一部にすぎません

室内に羽アリが出るということは、その部屋の床下や壁の内部に巣が存在している可能性が高いと考えられます。

(参考:アース害虫駆除なんでも事典「シロアリを知る」

雨上がりに大量発生しやすい2つの理由

羽アリは晴れた日の翌日、特に雨が降った後の温かく湿度の高い日に大量発生する傾向があります。

  • 1つ目の理由は、高温多湿の環境がシロアリの群飛に適した条件だからです。
  • 2つ目の理由は、雨で地面が湿ると羽アリの飛び出し口(蟻道の出口)が開きやすくなるためとみられています。

(参考:世田谷区「シロアリについて」

4〜7月の雨上がりの暖かい日は、特に注意が必要な時期といえるでしょう。

クロアリの羽アリが大量発生するケース

大量発生した羽アリのすべてがシロアリとは限りません。クロアリも同様に、夏から秋にかけて群飛を行います

クロアリの羽アリは家屋を食害しないため、シロアリほど深刻な被害は生じにくいとされています。

まず今出ている羽アリがシロアリかクロアリかを見極めることが、最初のステップになります。

家の中で羽アリが出たら|今すぐできる応急処置3ステップ

羽アリを発見したとき、最初の行動が後の対処を大きく左右します。

慌てて殺虫スプレーを使うと状況が悪化する可能性があるため、次の3ステップを順番に実施してみてください。

ステップ1:掃除機で吸引する

目の前にいる羽アリを素早く回収するには、掃除機での吸引が最も安全な方法とされています。

窓の隅・床の隙間・コンセントまわりなど羽アリが集まっている場所にノズルを当てて吸い込みましょう。

吸引後は羽アリが掃除機内で生存している可能性があるため、紙パックごとポリ袋に密封して廃棄することをおすすめします。

(参考:公益社団法人日本ペストコントロール協会「シロアリ駆除」

ステップ2:出てきた隙間をポリ袋・テープでふさぐ

羽アリが出てきた場所(窓の隅・床の隙間・コンセントまわりなど)を特定できたら、ポリ袋をかぶせるかテープで仮止めしてふさいでおきましょう

この応急処置は根本的な駆除ではなく、室内への追加流入を一時的に抑えるためのものです。

ふさいだ場所の写真を撮っておくと、後日業者に相談するときの参考になります。

ステップ3:夜間は照明を落とし窓を閉める

羽アリは光に集まる性質(走光性)があります。

夜間に屋内の照明をつけたままにすると、外から羽アリが窓を通じて室内に入り込む可能性が高まります。

発生が確認された期間は、できるだけ夜間の採光を絞り、窓を閉めておくと屋外からの侵入を抑えやすくなります。

【絶対にやってはいけない行動】

市販の殺虫スプレーやくん煙剤を使うのはおすすめできません

殺虫剤の成分を感知したシロアリが巣から逃散し、家の別の場所へ分散する可能性があります。

逃散後は巣の位置が特定しにくくなるため、後から専門業者が調査しても対応が難しくなるケースがあります。(参考:公益社団法人日本ペストコントロール協会「シロアリ駆除」

シロアリかクロアリか|羽アリの見分け方チェックリスト

確認ポイント シロアリの羽アリ クロアリの羽アリ
胴体のくびれ なし(ずんぐり型) あり(ウエストが細い)
触角の形 数珠状・まっすぐ くの字型に折れ曲がる
翅の大きさ 前翅・後翅がほぼ同サイズ 前翅が後翅より大きい
翅の脱落 飛翔後に自然に抜け落ちる 抜け落ちない
体長の目安 約6mm 約8〜10mm

大量発生した羽アリがシロアリかクロアリかによって、その後の対応が全く異なります。

スマートフォンで接写した写真と以下の比較表を照らし合わせると、判断しやすくなります。

胴体のくびれで見分ける

最も分かりやすい判断ポイントが胴体の形です。

シロアリの羽アリは、頭・胸・腹のつながりが太くくびれがほとんどない「ずんぐり型」の体型をしています。

クロアリの羽アリは、胸と腹の間が細くくびれており、横から見るとアリらしいシルエットです。

肉眼では分かりにくい場合は、スマートフォンのカメラで接写してから確認するとよいでしょう。(参考:世田谷区「シロアリについて」

翅のサイズで見分ける

翅の大きさにも明確な差があります。

シロアリの羽アリは前翅と後翅がほぼ同じサイズで、体長に比べて翅が長い印象を受けます。

クロアリの羽アリは前翅が後翅より明らかに大きく、翅の輪郭も異なります。

シロアリの羽アリは飛翔を終えると翅が根元から自然に抜け落ちる性質があります。

床や窓まわりに翅だけが散らばっていた場合は、シロアリの羽アリが発生したとみられます。(参考:公益社団法人日本ペストコントロール協会「シロアリ駆除」

発生時期・時間帯で判断する

発生した時期と時間帯も手がかりになります。

ヤマトシロアリの羽アリは4〜5月の日中(午前10時前後)に発生することが多いとされています。

イエシロアリの羽アリは6〜7月の夜間に発生し、光に強く引き寄せられる特徴があります。

クロアリの羽アリは7〜9月の夏から秋にかけて発生することが多いです。

4〜5月の昼間に室内から大量の羽アリが出た場合は、ヤマトシロアリの可能性を最初に疑うとよいでしょう。(参考:アース害虫駆除なんでも事典「シロアリを知る」

羽アリと間違えやすい虫(クロバネキノコバエなど)

羽アリとよく間違えられる虫として、クロバネキノコバエやノミバエがあります。

クロバネキノコバエは体長が1〜3mmと羽アリより小さく、大量発生する習性があります。

腐葉土や観葉植物の土、側溝の周辺から発生することが多く、アリとは全く異なる種類の虫です。

「アリより明らかに小さい」「翅が細くひょろっとしている」と感じた場合は、クロバネキノコバエの可能性があります。

シロアリの羽アリだった場合にすべきこと

見分けた結果がシロアリだった場合、できるだけ早く対処することをおすすめします。

室内からシロアリの羽アリが出た場合、床下や壁の内部ですでに食害が進んでいる可能性があります

羽アリが出た場所と発生時刻を記録し、なるべく早く専門業者に調査を依頼することをおすすめします。

「いなくなった」は安心できない理由

群飛が終わると羽アリ自体はいなくなりますが、それは食害が止まったことを意味しません。

羽アリは繁殖のために外に出た個体であり、床下で活動し続けている働きアリや女王アリはそのまま残っています

「いなくなったから大丈夫」と判断せず、発生したら一度専門業者に見てもらった方がいいでしょう。

家の構造材が食害されている可能性

ヤマトシロアリは日本のシロアリ被害の9割以上を占めるとされています。

床下の土台・大引き・根太などの木材を食害し、構造耐力が低下する可能性があります。

シロアリは木材の内部を食べ進めるため、表面が正常に見えても内部が空洞になっているケースがあります。

室内から羽アリが出た場合は、床下への侵入・食害がすでに進んでいる可能性が高いとみられています。(参考:アース害虫駆除なんでも事典「シロアリを知る」

プロに相談すべき3つのサイン

以下のいずれかに当てはまる場合は、できるだけ早く専門業者への相談をおすすめします。

  • 室内(床・壁・天井付近)から羽アリが出てきた
  • 床を叩くと空洞のような音がする
  • 柱や木枠を押すと、やわらかく沈む感触がある

上の3点のうち2つ以上に当てはまる場合、シロアリ被害が進行している可能性があります。

室内から出たという事実だけでも、専門業者による調査が必要な状況とみられます。

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クロアリの羽アリだった場合の対処法

見分けた結果がクロアリだった場合は、シロアリほど構造的な被害は生じにくいとされています。

ただし、大量発生が繰り返される場合は根本的な対処が必要になることがあります。

クロアリが家に与える直接的な影響

クロアリは木材を食べる習性がないため、家の構造材を直接食害することはありません。

ただし、コンクリートのひび割れ部分や基礎の隙間に営巣する種類もおり、断熱材や電気配線の周辺に入り込むケースも報告されています

放置すると巣が拡大し、毎年同じ時期に大量発生を繰り返す可能性があります。

侵入経路をふさぐことが最優先

クロアリの羽アリ対策として最も優先すべきは、室内への侵入経路を特定してふさぐことです。

窓の隙間・ドア枠・配管の貫通部など、アリが出入りしている箇所を目視で確認し、市販のパテやすき間テープで対処できます

クロアリの巣そのものを駆除したい場合は、市販のベイト剤(毒エサ型)が比較的効果を期待しやすい方法とされています。

巣の場所が特定できない場合や、多数の侵入経路が見つかる場合は、業者への相談を検討することをおすすめします。

羽アリを呼び込まない予防策

羽アリの大量発生を完全に防ぐことは難しいですが、発生しにくい環境を整えることはできます。

特にシロアリ対策は、被害が起きてから動くより発生前の環境づくりが有効とされています。

湿気・通風の管理(基礎の換気確保)

シロアリは湿気を好む習性があり、湿った木材に最初に侵入するとされています。

床下の通風口を物でふさいでいないか基礎周りに荷物や植木鉢が密集していないかを確認することをおすすめします。

水漏れが起きた場合はすぐに修理し、湿気がこもりやすい環境を作らないことが重要です。

基礎の換気確保・水漏れへの即対応・木くず除去が推奨されています。(参考:公益社団法人日本ペストコントロール協会「シロアリ駆除」

庭の廃材・枕木を放置しない

庭に放置された木材の廃材・枕木・切り株などは、シロアリが最初に定着しやすい環境です。

こうした場所から家屋の基礎部分へとシロアリが移動してくる可能性があります。

不要な木材は早めに処分し、家の基礎から50cm以上は木材を置かないことをおすすめします。

夜間の光対策(群飛時期は特に意識する)

羽アリは光に集まる走光性があります。

群飛の時期(4〜7月)の夜間は、外灯の使用を減らすか、虫が集まりにくいLEDや黄色光の照明への交換を検討することをおすすめします。

夜間はカーテンを閉めて室内の光が漏れにくくすることで、屋外からの羽アリの侵入を抑えやすくなるでしょう。

DIYと業者依頼の判断基準|どちらを選ぶべきか

羽アリへの対処をDIYで済ませるか業者に依頼するかは、発生場所・種類・発生状況によって変わります。

【DIYで対処を検討できるケース(クロアリの可能性が高い場合)】

  • 屋外(庭・ベランダ)から羽アリが発生している
  • 発生が1回限りで、その後は出ていない
  • 見分け方でクロアリと判断できた

【すぐに業者へ相談すべきケース(シロアリの可能性が高い場合)】

  • 室内(床・壁・窓枠の内側)から羽アリが出てきた
  • 毎年同じ時期に大量発生している
  • 床が柔らかくなった・空洞音がする
  • 羽アリの正体をどうしても見分けられない

室内に羽アリが出ているなら、業者への相談を強くおすすめします

DIYで使う殺虫スプレーは目に見える個体には効果がある一方、巣全体への根本的な駆除は難しいとされています。

駆除を行っている業者の多くが現地調査・見積もりを無料で実施しているため、まず現状を把握するだけでも大きな安心感につながるでしょう。

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【FAQ】羽アリ大量発生でよくある質問

Q. 羽アリは何月に大量発生しますか?

ヤマトシロアリの羽アリは4〜5月の日中、イエシロアリの羽アリは6〜7月の夜間に多く発生するとされています。

クロアリの羽アリは7〜9月の夏から秋にかけて多く見られます。

「春の昼間に大量発生した」場合はヤマトシロアリ、「夏の夜に照明に集まった」場合はイエシロアリの可能性を疑うとよいでしょう。(参考:アース害虫駆除なんでも事典「シロアリを知る」

Q. 室内から羽アリが出てきました。シロアリですか?

室内から出た場合は、シロアリの可能性が高いとみられます。

胴体のくびれ・触角の形・翅のサイズという3点で見分けることができます。

スマートフォンで接写した写真を確認し、くびれなし・数珠状の触角・前後同サイズの翅という特徴が当てはまる場合は、シロアリの可能性があります。

見分けが難しい場合は、写真を業者に送って判断してもらう方法もあります。

Q. 羽アリを掃除機で吸っても大丈夫ですか?

掃除機での吸引は、市販の殺虫スプレーと比べて安全な応急処置としていわれています。

薬剤を使わないためシロアリが逃散するリスクが低く、目の前の個体を素早く除去できます。

吸引後は紙パックごとポリ袋に密封して廃棄することをおすすめします。

Q. 殺虫スプレーを使ってはいけないのはなぜですか?

市販の殺虫スプレーはシロアリの巣全体への駆除効果が期待しにくく、逃散・分散を引き起こす可能性があります

逃散した個体が家の別の場所に巣を移すと、その後の調査・駆除が難しくなるケースがあります

目に見える羽アリへの対処は掃除機、根本的な駆除は専門業者に任せることをおすすめします。

Q. 羽アリがいなくなったら放置していいですか?

群飛が終わると羽アリ自体はいなくなりますが、床下や壁の巣はそのまま残っています

「いなくなったから解決した」と判断せず、室内から出た場合は早めに業者による点検を検討することをおすすめします。

シロアリは木材の内部を食べ進めるため、表面が正常に見えても食害が進んでいる可能性があります

Q. 羽アリ駆除の費用はいくらかかりますか?

シロアリ駆除の費用は、施工面積や使用する工法によって大きく異なります

施工面積・使用する工法・シロアリの種類によって費用は大きく変わります。

複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格を把握しやすくなります。

まずは無料調査を依頼し、現地で状況を確認してもらうことをおすすめします。

まとめ|羽アリ大量発生は早めの対処が重要

羽アリの大量発生は、シロアリのコロニーが成熟した合図である可能性があります。

室内から出た羽アリはシロアリの可能性が高く、床下や壁の内部での食害がすでに進んでいるとみられます。

掃除機での吸引・隙間の封鎖・殺虫スプレーの回避が、応急処置の3つの基本です。

胴体のくびれ・翅のサイズ・発生時期で見分けを行い、シロアリの可能性が高い場合は速やかに専門業者への相談を検討することをおすすめします。

ほとんどの駆除業者が無料調査を行っているので、まず現状を把握するだけでも安心感が大きく変わるでしょう。