シロアリ駆除の費用は確定申告で戻る?雑損控除の対象と申告の手順

シロアリ駆除の費用は確定申告で戻る?雑損控除の対象と申告の手順 シロアリ

シロアリ駆除の費用は、持ち家の被害なら確定申告の雑損控除の対象になり、駆除の代金が5万円を超えた分が所得から差し引ける目安で、予防だけの工事は対象外です。

この記事では、雑損控除に入るシロアリの工事と入らない工事、駆除の代金ごとに戻る税金の目安を紹介。

さらに、確定申告に使える見積書と領収書の分け方、申告書の書き方、去年の駆除も5年さかのぼって申告できる還付申告まで紹介します。

※各社のスペックはいずれも2026年10月時点で公式サイトに掲載されている内容です。

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目次
  1. シロアリ駆除の費用は確定申告で雑損控除になる
    1. 雑損控除の対象はシロアリの駆除と修繕の費用
    2. シロアリの予防の費用は確定申告で引けない
    3. シロアリ被害の雑損控除は持ち家の人だけ
  2. シロアリ駆除の雑損控除は5万円を超えた分が目安
    1. シロアリの雑損控除は2つの計算の多いほう
    2. シロアリ駆除の費用ごとに戻る税金の早見表
    3. シロアリ駆除が5万円以下なら控除は0円
  3. 確定申告に使えるシロアリの見積書と領収書
    1. シロアリの見積書は駆除と予防の行を分ける
    2. 「駆除・予防一式」の領収書は分け直してもらう
    3. シロアリ被害の写真と報告書も残しておく
  4. シロアリ駆除の確定申告は4つの手順で出す
    1. 手順1:源泉徴収票とシロアリの領収書をそろえる
    2. 手順2:作成コーナーで雑損控除の計算欄に入れる
    3. 手順3:第二表に損害の原因と資産を書く
    4. 手順4:シロアリの申告書を税務署へ出す
  5. 去年のシロアリ駆除も5年さかのぼって申告できる
    1. 会社員は年末調整とは別にシロアリの申告が要る
    2. シロアリの還付申告は1月1日から5年間出せる
  6. シロアリの雑損控除は住民税にも反映される
  7. シロアリ駆除を先延ばしにすると自己負担が増える
    1. 床下を見ていないならシロアリの無料調査を頼む
    2. 控除で戻るのはシロアリ駆除の代金の一部
  8. 確定申告の前にシロアリ駆除を頼めるおすすめ業者3選
    1. 1:街角シロアリ駆除相談所
    2. 2:シロアリ110番
    3. 3:駆除ザウルス
  9. 【FAQ】シロアリの確定申告でよくある質問
    1. Q:賃貸でシロアリ駆除代を払ったら控除できる?
    2. Q:保険金が出たらシロアリの控除額は減る?
    3. Q:シロアリ駆除は何年分の申告に入れる?
    4. Q:控除しきれないシロアリの損失は繰り越せる?
  10. まとめ|シロアリ駆除は駆除と予防を分けて申告する

シロアリ駆除の費用は確定申告で雑損控除になる

シロアリ駆除の費用は、持ち家のシロアリ被害なら確定申告の雑損控除の対象になり、食われた柱や土台を直した修繕の代金も一緒に申告できます。

国税庁の質疑応答事例は、シロアリの被害を「害虫……その他の生物による異常な災害」に当たるとして、修繕と駆除の費用を雑損控除の対象としています。(参考:国税庁「シロアリの駆除費用」)

雑損控除は、災害や盗難で住宅や家財に受けた損害の一部を、その年の所得から差し引ける所得控除です。(参考:国税庁「No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」)

シロアリの工事で雑損控除に入る費用と入らない費用は、次の表のとおりです。

シロアリの工事の費用 雑損控除 国税庁の事例での扱い
被害が見つかったあとの駆除 対象 生物による異常な災害の駆除費用
食われた柱・土台・床の修繕 対象 被害を受けた家屋の修繕費用
被害が出る前の予防の工事 対象外 応急的な措置に当たらない
駆除と一緒に行う予防の処理 対象外 応急的な措置に当たらない

表の対象外の2行が見積書の中で駆除と1行にまとまっていると、駆除の代金だけを取り出して申告するのが難しくなります。

雑損控除の対象はシロアリの駆除と修繕の費用

雑損控除に入れられるのは、シロアリの被害が見つかったあとに払った駆除の代金と、食われた木材を直した修繕の代金です。

修繕の代金は、家が受けた損害の額にあたる部分と、それを超える原状回復の支出に分けて計算する決まりがあります。(参考:e-Gov法令検索「所得税法施行令」第206条)

土台の交換や柱の補強で修繕の代金が数十万円になったときは、見積書を持って税務署の相談窓口で分け方を確かめてもらうと、計算の誤りを防げます。

シロアリの予防の費用は確定申告で引けない

シロアリの予防の費用は、被害が出る前の工事でも、駆除と同時に行う処理でも、雑損控除の対象になりません。

国税庁の事例は、被害を事前に防ぐ費用と、駆除とともに行う予防の費用を、応急的な措置の費用ではないとして対象から外しています。(参考:国税庁「シロアリの駆除費用」)

床下全体に薬剤をまいて5年の保証を付ける工事では、被害のある場所の駆除と被害のない場所の予防が、1回の作業として見積もられることがあります。

駆除と予防の金額の分け方は、契約の前に業者へ聞いておくと安心です。

シロアリの予防だけを頼む工事の料金と保証年数は、業者ごとに1㎡あたりの単価で比べられます。

シロアリ被害の雑損控除は持ち家の人だけ

シロアリ被害の雑損控除を申告できるのは、被害を受けた家の持ち主が自分か、生計を一にする所得の少ない家族の場合だけです。

国税庁は、損害を受けた資産の持ち主を、納税者本人か、総所得金額等が58万円以下(令和8年分は62万円以下)で生計を一にする配偶者その他の親族に限っています。(参考:国税庁「No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」)

同じページの要件から、次の家はシロアリの駆除に代金を払っても雑損控除の対象から外れます。

  • 借りて住んでいる賃貸の家(建物の持ち主は大家)
  • 別荘など、生活に通常必要でない家
  • 貸家やアパートなど、事業に使っている建物

賃貸でシロアリを見つけた方は、自分で業者を呼ぶ前に管理会社か大家に連絡し、費用を誰が払うかを先に決めてもらうのがおすすめです。

シロアリ駆除の雑損控除は5万円を超えた分が目安

シロアリ駆除の代金だけを申告するなら、雑損控除の額は駆除の代金から5万円を引いた金額になるのが目安です。

国税庁の事例は、予防の費用を外すときに「被害の拡大又は発生を防止するため緊急に必要な措置」に当たるかどうかで線を引いています。(参考:国税庁「シロアリの駆除費用」)

所得税法施行令は、この緊急の措置のための支出を、住宅の取壊しや原状回復の支出と並べて、5万円を引いて控除にできる災害関連支出に数えています。(参考:e-Gov法令検索「所得税法施行令」第206条)

シロアリの雑損控除は2つの計算の多いほう

シロアリの雑損控除の額は、所得の10%を超えた損失の額と、災害関連支出から5万円を引いた額を比べて、多いほうを使います。

国税庁が示している2つの計算は、次のとおりです。

  • 計算1:(損害金額+災害等関連支出-保険金など)-総所得金額等×10%
  • 計算2:(災害関連支出-保険金など)-5万円

計算1の総所得金額等は、給与だけの会社員なら、年収から給与所得控除を引いた給与所得の金額です。(参考:国税庁「No.1410 給与所得控除」)

年収600万円の会社員は、令和8年分の給与所得控除が164万円で給与所得は約436万円になるので、計算1は損失が43.6万円を超えるまでプラスになりません。

床下の駆除だけを申告するなら、多くの場合は計算2の「駆除の代金-5万円」のほうが大きくなります。(参考:国税庁「No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」)

シロアリ駆除の費用ごとに戻る税金の早見表

シロアリ駆除に30万円を払った年収600万円の会社員なら、雑損控除は25万円になり、所得税率10%の人は所得税が2万5,000円減ります。

駆除の代金 雑損控除の額 所得税率10%の人 所得税率20%の人 翌年度の住民税
8万円 3万円 3,000円 6,000円 3,000円
10万円 5万円 5,000円 10,000円 5,000円
20万円 15万円 15,000円 30,000円 15,000円
30万円 25万円 25,000円 50,000円 25,000円
50万円 45万円 45,000円 90,000円 45,000円
表は保険金がなく、年収600万円の会社員が計算2を使う場合の目安で、所得税の欄には復興特別所得税を含めていません。

所得税率は、課税される所得金額が195万円から329万9,000円までなら10%、330万円から694万9,000円までなら20%です。(参考:国税庁「No.2260 所得税の税率」)

床下20坪の駆除の相場は64,000〜99,000円で、所得税率10%の人なら減る所得税は1,400〜4,900円にとどまります(2026年10月時点)。(参考:ミツモア「シロアリ駆除の料金相場」)

シロアリ駆除の床面積ごとの費用相場と、金額が上がる条件は、以下の記事にまとめています。

シロアリ駆除が5万円以下なら控除は0円

シロアリ駆除の代金が5万円以下で、ほかに災害の損失もなければ、確定申告をしても雑損控除は0円です。

計算2は5万円を引いた時点で0円になり、計算1も所得の10%を超える損失がなければ0円のまま終わります。

羽アリが出た部屋の周りだけを薬剤で処理した数万円の工事は5万円を下回ることがあるので、申告の書類を作る前に領収書の合計を確かめましょう。

確定申告に使えるシロアリの見積書と領収書

確定申告に使うシロアリの領収書は、駆除・修繕・予防の金額が別の行に書かれたものを、工事を頼む前の見積書の段階から頼んでおくのがおすすめです。

雑損控除の申告では、災害に関連したやむを得ない支出の領収書を、申告書に添付するか提示する決まりがあります。(参考:国税庁「No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」)

金額が「シロアリ工事一式」の1行だけだと、どこまでが駆除の代金なのかを自分で説明できません。

シロアリの見積書は駆除と予防の行を分ける

シロアリの見積もりを頼むときは、「確定申告に使うので、駆除と予防と修繕の金額を分けて書いてください」と最初に伝えてください。

調査の日に頼んでおけば、見積書の行の分け方を、そのまま工事後の請求書と領収書の明細に引き継いでもらえます。

見積書を受け取ったら、次の4つが別々の行に書かれているかを確かめてください。

  • 被害が出ている場所の駆除(薬剤の名前と処理する面積)
  • 食われた木材の補修や交換(部材の名前と本数)
  • 被害のない場所への予防の処理
  • 調査した日付と、シロアリの被害を見つけた場所

4つ目の調査日と被害の場所は、申告書の損害の原因を書くときにも使います。

「駆除・予防一式」の領収書は分け直してもらう

払ったあとの領収書が「一式」だったら、業者に連絡して、駆除と予防の内訳を書いた明細か領収書を出し直してもらいましょう。

見積書に内訳の行があれば、その金額に合わせて、領収書の但し書きを「シロアリ駆除代」と「シロアリ予防代」に分けてほしいと頼めます。

業者が内訳を出せないときは、駆除の代金を自分で見積もって申告するより、見積書を持って税務署の相談窓口で扱いを確かめるほうが安全です。

シロアリの見積書は、面積と薬剤名と保証の3項目が明細に書かれているかで、金額の中身を確かめられます。

シロアリ被害の写真と報告書も残しておく

業者が撮った床下の写真と調査報告書は、シロアリの被害があった証拠として、領収書と一緒に残しておくといいでしょう。

報告書に「ヤマトシロアリによる土台の食害」のように種類と場所が書かれていれば、予防ではなく被害の駆除だったことの裏づけになります。

還付申告は翌年から5年のあいだ出せるので、写真と報告書もその期間は捨てずに封筒へまとめておくと、あとから申告するときに探さずに済みます。

シロアリ駆除の確定申告は4つの手順で出す

シロアリ駆除の雑損控除は、国税庁の確定申告書等作成コーナーで作るのがおすすめで、金額を入れれば計算欄と申告書ができあがります。(参考:国税庁「No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」)

会社員が自分で手を動かすのは、書類をそろえてから申告書を出すまでの4つの手順です。

手順1:源泉徴収票とシロアリの領収書をそろえる

シロアリの雑損控除の申告は、勤め先の源泉徴収票と駆除・修繕の領収書をそろえるところから始めましょう。

給与所得の源泉徴収票は申告書に付けなくてよくなりましたが、申告書を作るときには金額を写すので手元に必要です。(参考:国税庁「No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」)

申告の前に用意するものは、次のとおりです。

  • 給与所得の源泉徴収票
  • シロアリの駆除と修繕の領収書(予防と分けたもの)
  • 見積書と調査報告書、床下の写真
  • 保険金を受け取った場合は、その金額が分かる書類

手順2:作成コーナーで雑損控除の計算欄に入れる

作成コーナーでは、所得控除の雑損控除の欄に、シロアリの損害金額と災害関連支出の金額を入れてください。

国税庁の手引きの計算欄は、損害金額の合計から保険金を引いた差引損失額を出し、そのうちの災害関連支出から5万円を引く順番です。(参考:国税庁「確定申告の手引き 雑損控除」)

計算欄の損害金額には災害関連支出の金額も含める形なので、シロアリの駆除の代金は、損害金額と災害関連支出の両方の欄に同じ額が入ります。

最後に計算1と計算2の多いほうが雑損控除の額になり、その金額が申告書に写されます。

手順3:第二表に損害の原因と資産を書く

確定申告書の第二表にある「雑損控除に関する事項」の欄には、シロアリ被害の原因や損害を受けた資産などを書き入れてください。(参考:国税庁「確定申告の手引き 雑損控除」)

たとえば原因の欄は「シロアリによる被害」、資産の欄は「住宅」のように、業者の報告書と同じ言葉で書くといいでしょう。

第一表の所得から差し引かれる金額の欄には、計算欄で出した雑損控除の額を写します。

手順4:シロアリの申告書を税務署へ出す

できあがったシロアリの雑損控除の申告書は、e-Taxで送るか、住所地を担当する税務署へ郵送か持ち込みで出しましょう。

確定申告の期間は、原則としてその年の翌年2月16日から3月15日までです。(参考:国税庁「No.2020 確定申告」)

給与から所得税を天引きされている会社員の還付申告は翌年1月1日から出せるので、2月の混雑を避けて1月のうちに出すこともできます。(参考:国税庁「No.2030 還付申告」)

シロアリの無料点検の当日に床下の工事を強く勧められた場合は、悪徳業者がよく使う手口と相談先を契約の前に確かめておきましょう。

去年のシロアリ駆除も5年さかのぼって申告できる

去年やおととしのシロアリ駆除の代金も、会社員は翌年1月1日から5年のあいだに還付申告で申告できます。

2026年に払ったシロアリ駆除の代金は、2027年1月1日から2031年12月31日まで還付申告を出せる計算です。

確定申告の期間が過ぎてから雑損控除を知った場合でも、領収書と見積書が残っていれば申告は間に合います。

会社員は年末調整とは別にシロアリの申告が要る

会社員がシロアリ駆除の雑損控除を受けるには、勤め先の年末調整とは別に、自分で確定申告(還付申告)を出す必要があります。

国税庁は、給与所得者が還付申告できる例の1つに、災害や盗難などで資産に損害を受けたときの雑損控除を挙げています。(参考:国税庁「No.2030 還付申告」)

年末調整が済んだ源泉徴収票の金額をそのまま作成コーナーに入れ、シロアリの雑損控除を足して還付申告を作りましょう。

シロアリの還付申告は1月1日から5年間出せる

シロアリ駆除の還付申告は、駆除の代金を払った年の翌年1月1日から5年のあいだなら、確定申告の期間に関係なく出せます。(参考:国税庁「No.2030 還付申告」)

ただし源泉徴収票の「源泉徴収税額」の欄が0円の人は、所得税をまだ納めていないので、還付申告をしても戻る所得税はありません。

申告する前に源泉徴収税額の欄を見ておけば、戻る額の上限がその金額だと分かります。

シロアリの雑損控除は住民税にも反映される

確定申告でシロアリの雑損控除を受けると、その内容は翌年度の住民税の計算にも反映され、住民税の申告を別に出す必要はありません。

たとえば岡山市の案内によると、確定申告をした人は市県民税の申告をしたものとみなされ、雑損控除を選んだ場合は翌年度の市県民税の税額に反映されます。(参考:岡山市「確定申告とは別に、市県民税申告も必要なのですか?」)

住民税の所得割の税率は10%なので、雑損控除が25万円なら、翌年度の住民税は2万5,000円ほど下がる計算です。(参考:総務省「個人住民税」)

所得1,000万円以下の人が選べる災害減免法は、住宅や家財の価額の2分の1以上の損害が条件なので、床下のシロアリ駆除ならまず雑損控除で考えるといいでしょう。(参考:国税庁「確定申告の手引き 雑損控除」)

シロアリ駆除を先延ばしにすると自己負担が増える

シロアリ駆除を翌年に回しても、雑損控除で戻るのは代金の一部なので、被害が広がって修繕が増えるほど手元から出ていくお金も増えます。

早見表のとおり、所得税率10%の人が駆除に30万円を払っても、所得税と住民税で減るのは合わせて5万円ほどで、残りの25万円は自分の負担です。

床下を見ていないならシロアリの無料調査を頼む

羽アリを見ただけで床下を確かめていないなら、木材の中のシロアリは自分では駆除できないので、無料の調査で被害の場所を報告書に残してもらいましょう。

たとえば世田谷区の資料によると、羽アリは市販のスプレー式殺虫剤で駆除できますが、木材の中にいるシロアリの駆除は専門業者に頼む必要があります。(参考:世田谷区「シロアリについて」)

調査で被害が見つからなければ工事は予防になり、雑損控除は使えないので、その場で契約せず金額を聞いてから決めてかまいません。

現地調査と見積もりを無料と明記している業者なら、金額を聞いてから断っても費用は発生しません。

床下に潜らずに家の外からシロアリの跡を探したい場合は、基礎と玄関まわりから順に見ていく方法があります。

控除で戻るのはシロアリ駆除の代金の一部

雑損控除は払った代金がそのまま戻る制度ではなく、所得から差し引いた額に税率を掛けた分だけ、所得税と住民税が減る仕組みです。

所得税率10%の人なら、駆除の代金から5万円を引いた額のおよそ2割が、所得税と住民税を合わせて戻る目安になります。

柱や土台まで食われてから直すと修繕の代金も加わり、控除で戻らない8割の部分も大きくなるので、被害が土台に広がる前に駆除を頼むほうが手元に残るお金は多くなります。

確定申告の前にシロアリ駆除を頼めるおすすめ業者3選

シロアリ駆除を頼む業者は、現地調査と見積もりが無料で、駆除と予防を分けた見積書を出してくれる会社から選ぶのがおすすめです。

次の3社は、いずれも調査と見積もりを無料で受けられます。

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【FAQ】シロアリの確定申告でよくある質問

Q:賃貸でシロアリ駆除代を払ったら控除できる?

賃貸の家のシロアリ駆除代は、建物の持ち主が大家なので、入居者が払っても雑損控除の対象になりません。(参考:国税庁「No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」)

入居後にシロアリが出たら、自分で業者を呼ぶ前に管理会社か大家へ連絡し、駆除の費用を誰が持つかを先に決めてもらいましょう。

Q:保険金が出たらシロアリの控除額は減る?

シロアリの被害で保険金や損害賠償金を受け取った場合、雑損控除の額はその金額を差し引いてから計算するので、控除額は減ります。(参考:国税庁「No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」)

保険金は先に損害金額から引き、損害金額を超えた分を災害関連支出から引く順番で計算します。

Q:シロアリ駆除は何年分の申告に入れる?

シロアリ駆除の代金は、実際に支払った年の分の確定申告に入れます。(参考:e-Gov法令検索「所得税法施行令」第206条)

12月に見積もりを受けて翌年1月に工事代金を払った場合、シロアリ駆除の代金は翌年分の申告に入る点を覚えておくといいでしょう。

羽アリが一度に何十匹も出た日の片付け方と、業者を呼ぶ基準は、羽アリの出る4〜5月より前に知っておくと慌てずに済みます。

Q:控除しきれないシロアリの損失は繰り越せる?

シロアリの雑損控除の額がその年の所得より大きく引ききれないときは、残りを翌年以後3年間に繰り越せます。(参考:国税庁「No.1110 災害や盗難などで資産に損害を受けたとき(雑損控除)」)

損失を翌年以後に繰り越すときは、確定申告書と一緒に第四表(損失申告用)を出します。(参考:国税庁「No.2030 還付申告」)

まとめ|シロアリ駆除は駆除と予防を分けて申告する

シロアリ駆除の確定申告は、持ち家の駆除と修繕の代金を雑損控除に入れ、駆除の代金から5万円を引いた額が控除の目安になります。

手元にシロアリの領収書があるなら、今日のうちに「一式」の1行になっていないかを見て、一式なら業者に内訳を書いた明細を頼みましょう。

まだ床下を調べていないなら、駆除と予防を分けた見積書を出してくれる業者に、まずは無料の現地調査を依頼してみるのがおすすめです。

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駆除の窓口 編集部

害虫・害獣の生態と駆除の手順を、環境省・厚生労働省・自治体が公開している資料に基づいて編集しています。業者の料金・保証・対応時間は、記事ごとに各社の公式サイトで直接確認し、確認した時点を本文に書いています。市販品で対処できる範囲と、業者に頼む分かれ目を、被害の状態ごとに分けて書くことを方針にしています。

  • 料金と保証は各社の公式サイトで確認し、確認した月を本文に明記しています
  • 口コミは、公式サイトとGoogleマップで実在を確認できたものだけを原文のまま載せています
  • 生態・法令・費用の根拠には、環境省や自治体など一次情報へのリンクをその場に付けています
  • 広告を含む記事でも、掲載の順番と比較の項目は記事内に書いています
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