壁の中から夜にカサカサと音がしたらネズミが巣を作っている可能性が高く、壁の中のネズミは自分では取り出せないので、業者に巣と入口を調べてもらいましょう。
この記事では、壁の中にいるのがネズミかを音と跡で見分ける方法と、ネズミが壁に入り込む4つの入口を紹介。
さらに、入口を先に塞ぐとネズミが壁の中に閉じ込められる理由、自分でできる範囲、壁に点検口を作る費用まで紹介します。
※各社のスペックはいずれも2026年10月時点で公式サイトに掲載されている内容です。
壁の中のネズミを相談できる駆除業者
壁の中のネズミはどうする?自分で取り出さない
壁の中にネズミがいると分かっても、壁を自分で壊したり殺そ剤を置いたりせず、巣と入口を業者に調べてもらいましょう。
壁を開けられない家では、粉の殺そ剤をネズミの通り道にまく方法や、壁への入口のまわりに毒餌を置いて駆除してから穴を塞ぐ方法が、同じQ&Aで挙げられています。
壁の中はネズミが巣を作りやすい場所
内壁と外壁のあいだは断熱材が入っていて雨風や外敵からも守られるので、ネズミにとって暖かく、巣を作りやすい場所です。(参考:東京都保健医療局「行政担当者のためのねずみについてよくある質問&回答集」)
壁を壊して壁の中のネズミを探さない
音がする場所の壁を自分で切って開けるのは、壁の中に電気の配線が通っていることがあり、ネズミの巣がどの高さにあるかも外からは分からないので、やめてください。
壁を開けるなら、業者に巣の位置を確かめてもらったうえで、あとから閉じられる点検口の形にしてもらうと、次に何かあったときも同じ場所から中をのぞけます。
殺そ剤で壁の中のネズミが死ぬと臭う
壁の中にネズミがいる家では、殺そ剤より粘着シートで捕まえるほうが、死骸の後始末に困りません。
壁の中で死んだネズミは取り出せないまま腐るので、悪臭や害虫が出る原因になりやすいです。(参考:川崎市「ねずみの住みにくい環境づくり」)
天井裏や壁の中から死骸のような臭いがしてきた場合は、自分で取り出せる範囲と後片付けの費用が変わります。
壁の中の音はネズミ?音と跡で見分ける
壁の中の音がネズミかどうかは、夜に鳴るかと、音がする壁の近くに糞が落ちているかの2つで見分けてください。
音の聞こえ方と跡の組み合わせごとの考え方は、次の表のとおりです。
| 音の聞こえ方と跡 | 考えられる状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 毎晩鳴り壁際に糞もある | 壁の中に巣がある | 業者に巣を調べてもらう |
| 週に1度ほど鳴る | 通り道の一部 | 入口のすき間を探す |
| 天井裏の足音も重なる | 天井裏にも巣がある | 業者に調べてもらう |
| 急に音がしなくなった | 移ったか死んだ | 臭いと虫が出ないか見る |
毎晩鳴るなら壁の中にネズミの巣がある
毎晩同じ壁から音がするなら、ネズミが壁の中を住みかにしている可能性が高いです。
カリカリ、ドタドタといった音の種類で、ネズミが何かをかじっているのか走っているのかを聞き分けられます。
音がする壁の下の糞でネズミと確かめる
壁の中にいるのがネズミかどうかは、音がする壁の真下の床や、戸袋の中、エアコンの配管が壁に入るあたりに糞が落ちているかで確かめられます。
ネズミが壁の中に入る入口は4か所
ネズミが壁の中に入る入口になりやすいのは、家の外まわりにある次の4か所です。
- 雨戸の戸袋の上にある通気のすき間
- 電線や電話線が外壁を通る穴のすき間
- 屋根と壁のあいだのすき間
- 基礎と壁のすき間や床下の通気口
東京都の防除指針にある住まいの点検表でも、壁の穴、配管や電線が壁を通る部分、戸袋、屋根と壁の間が確かめる場所に挙げられています。(参考:東京都保健医療局「ねずみ防除指針 窓口対応の実践例」)
クマネズミは1.25cmほどのすき間があれば通り抜けられるので、4か所に黒い汚れやかじり跡があれば、そこが壁の中への出入り口になっている可能性があります。(参考:東京都保健医療局「ねずみ防除指針 窓口対応の実践例」)
雨戸の戸袋の上から壁の中に入る
雨戸のある家では、戸袋の上のすき間がネズミの壁の中への入口になっていることがあります。
戸袋の中に糞が落ちていたり、通気口がかじり広げられていたりすれば、ネズミが出入りしている目印です。
応急の手当てとしては、戸袋のすき間に丸めた亀甲網や金だわしを差し込んでおく方法が同じ指針に載っています。
配線が壁を通る穴は金属で塞がない
電線や電話線が外壁を通る穴のすき間は、金属板ではなく、燃えにくいパテで塞ぐのが安全です。
配電盤まわりのような危険のある穴や、自分ですき間を塞げない場所は、葛飾区の手引きも専門の業者に頼むよう勧めています。(参考:葛飾区「ねずみ駆除の手引き」)
入口を塞ぐ工事は、穴の場所と使う材料ごとに1か所あたりの単価が別です。
壁の中のネズミの入口を先に塞がない
壁の中にネズミがいるうちに外の入口だけを塞ぐと、ネズミを家の中に閉じ込めてしまいます。
塞ぐのは家の内側から・外側は最後
ネズミの穴は部屋の側から塞いで部屋ごとに区切り、外側の入口は最後に塞ぐのが、東京都の防除指針の手順です。
壁の中の通り道は、外からは見えません。どの穴から塞ぐかは、業者が調査で巣と通り道を確かめてから組み立てます。
外の穴だけ塞いでも餌があれば居続ける
外の穴だけを塞いでも、家の中に食べ物が出たままなら、壁の中のネズミは家の中で暮らし続けるだけです。
寒い時期なら1日以内、暖かい時期でも4〜5日でネズミは餓死するので、入口を塞いだ直後に壁の中で死なれて取り出せなくなることもあります。(参考:東京都保健医療局「行政担当者のためのねずみについてよくある質問&回答集」)
毒餌を置いてから入口を塞ぐまでの、自分でするネズミ駆除の手順は、以下の記事のとおりです。
壁の中のネズミを放っておくと起きること
壁の中のネズミを放置すると数が増え、壁の中の配線をかじられて火事になったり、ネズミがいなくなったあとにイエダニに刺されたりします。
死んだネズミや巣からはイエダニが離れて人を刺すので、壁の中の巣を取り出せないまま駆除を終えると、かゆみの原因が家に残ります。(参考:東京都保健医療局「行政担当者のためのねずみについてよくある質問&回答集」)
イエダニに刺されたあとの対処は、発生源になっているネズミの巣を断つのが先です。
壁の中の巣は配線のそばで火事になる
壁の中や家電の裏にネズミの巣があると、電気のコードをかじってショートさせたときに巣へ火が移り、火事になることがあります。(参考:東京都保健医療局「行政担当者のためのねずみについてよくある質問&回答集」)
壁の中のネズミに自分でできるのは捕獲まで
壁の中のネズミに対して自分でできるのは、壁の外の通り道に粘着シートを置いて捕まえることと、餌になる物を片付けることまでです。
ビニール袋や段ボールに入れた食べ物はネズミにかじられるので、ふた付きの容器か冷蔵庫にしまうのが基本です。(参考:東京都保健医療局「都民のためのねずみ防除読本」)
粘着シートは壁際に並べて3日動かさない
粘着シートは、黒い汚れや糞があった壁際に何枚も並べて置き、少なくとも3日は場所を変えずに様子を見るのが基本です。
粘着シートは1枚より2枚と、数が多いほうがネズミが掛かりやすくなります。(参考:葛飾区「ねずみ駆除の手引き」)
粘着シートにネズミが掛かり、そのあと壁の中の音もやんだなら、外の入口を探して塞ぐ段階で、急いで業者を呼ばなくても間に合います。
3日たっても壁の中で音がするなら業者へ
粘着シートを置いて3日たっても壁の中の音がやまないなら、自分で捕まえるのはそこまでにして、業者に巣を探してもらうほうが早く片付きます。
東京都の読本によると、クマネズミは捕獲器や殺そ剤での駆除が専門業者でもなかなか難しいネズミです。(参考:東京都保健医療局「都民のためのねずみ防除読本」)
次のどれかに当てはまったら、壁の中のネズミは自分で捕まえきれない段階です。
- 粘着シートを置いて3日たっても壁の中の音がやまない
- 音がする壁が2部屋以上にある
- 入口が配線の穴や2階より高い場所にある
- 壁の中から死骸のような臭いがする
配線の穴や高い場所の穴は、はしごに上って自分で塞ぐより、業者に任せたほうが安全です。
粘着シートを置いても1匹も掛からない場合には、自分での駆除を切り上げる目安があります。
壁の中のネズミ駆除の費用はいくら?
壁の中のネズミ駆除は、駆除そのものの相場が30㎡までで25,600円前後で、壁に点検口を作る作業や入口を塞ぐ工事が別に加わります。
直近2年の見積もり料金から出した相場では、駆除する広さごとの金額は次のとおりです。(参考:ミツモア「ネズミ駆除のおすすめ業者」)
| 駆除する広さ | 料金の相場 |
|---|---|
| 30㎡まで | 25,600円 |
| 30〜50㎡ | 31,200〜39,000円 |
| 50〜70㎡ | 36,000〜45,000円 |
| 70〜100㎡ | 41,600〜52,000円 |
| 100〜150㎡ | 49,600〜62,000円 |
表の相場は2026年10月29日の更新です。入口を塞ぐ作業はオプションで、別料金になります。
壁に点検口を作ると1か所38,500円
壁の中の巣や死骸を取り出すために壁へ点検口を作る作業は、1か所38,500円が公開されている料金の例です。
壁の中のネズミ駆除で加わりやすい作業の単価は、点検口作成と封鎖作業を1か所ごとに公開している料金表で次のとおりです(2026年11月時点・税込)。(参考:サンキョークリーンサービス「ねずみ駆除 料金表」)
- 壁に点検口を作る(1か所):38,500円
- 部屋の中の入口を塞ぐ(1か所):3,850円から
- 建物の外まわりの入口を塞ぐ(1か所):3,850円から
- 部屋の中の糞の清掃か巣の撤去(1か所):8,800円から
点検口を1か所作り、部屋の中と外まわりの入口を1か所ずつ塞ぐと、駆除の料金とは別に46,200円が加わります。
見積もりで壁を開けるかを聞いておく
壁の中のネズミ駆除を頼むときは、壁を開けるのか、開けずに入口のまわりで捕まえるのかを、見積もりの段階で業者に聞いておきましょう。
壁を開けるなら、点検口の作成や壁の補修が見積書に加わります。総額は数万円単位で変わります。
現地調査と見積もりが無料の会社なら、巣の場所と金額を聞いてから頼むかどうかを決められ、金額を見て断っても費用はかかりません。
見積書で駆除と入口の封鎖の行が分かれているかの見方は、以下の記事で紹介しています。
壁の中のネズミを相談できる駆除業者3選
壁の中のネズミは、現地調査と見積もりが無料の会社に巣と入口を調べてもらい、壁を開けるかどうかと金額を聞いてから決めるのがおすすめです。
1:駆除ザウルス

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 要見積もり ※最短60秒の見積もりシミュレーションあり |
| 見積もり 現地調査 |
完全無料 ※見積もり後のキャンセルも0円 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短当日(土日・祝日も対応) |
| 対応エリア | 全国 |
| 保証 | 最長5年 |
| 運営 | 株式会社コーテッツ ※AAAメンテナンス株式会社・中部ホームプロテクト株式会社との共同運営 |
駆除ザウルスは、創業21年・累計40,000件以上の相談実績を持つ害獣・害虫駆除の専門業者です。
現地調査と見積もりは完全無料で、見積もり後にキャンセルしても料金はかかりません。24時間365日受け付けており、最短当日で駆けつけます。
完全自社施工で仲介手数料がかからない分、料金を抑えやすい仕組みになっています。施工後は最長5年間の保証がつき、保証期間内に再発した場合は追加費用なしで対応します。
テレビ番組への出演実績も多数あり、Googleクチコミでは星4.8の高評価を得ています。「実績と評判の両方で選びたい」という場合は、まず無料の現地調査を依頼して見積もり内容を確認することをおすすめします。
駆除ザウルスがおすすめの人
- 累計40,000件以上の実績がある業者に安心して任せたい人
- Googleクチコミの評判を重視して業者を選びたい人
- 最長5年保証で再発防止まで求める人
2:街角害獣駆除相談所

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 11,000円〜 |
| 見積もり 現地調査 |
無料 |
| 対応時間 | 8:00〜20:00 |
| 最短対応 | 最短30分 |
| 対応エリア | ・関東(東京・神奈川・千葉・埼玉) ・東海(愛知・岐阜・三重) ・北陸(石川・富山・福井) ・関西(大阪・兵庫・奈良・京都) |
| 保証 | 最長5年間 |
| 運営 | トラベルブック株式会社 |
街角害獣駆除相談所は、駆除実績80,000件以上を持つ害獣駆除の相談窓口です。
ネズミ・ハクビシン・イタチ・アライグマの駆除に対応し、現地調査と見積もりは無料です。
他社より1円でも高ければ料金の相談ができるため、相見積もりで費用を比較して、できるだけ安く依頼したい方に向いています。
顧客満足度は99%と高く、「どの業者に頼めばいいか分からない」という場合は、まず無料見積もりで費用感を確認してから判断することをおすすめします。
街角害獣駆除相談所がおすすめの人
- 80,000件以上の実績がある窓口に安心して相談したい人
- 相見積もりで少しでも安く害獣駆除を依頼したい人
- 定期点検などのアフターサービスも希望する人
顧客満足度99%
3:ねずみ110番

| 内容 | |
|---|---|
| 料金(ネズミ) | 個人宅22,000円〜 ※飲食店など店舗は21,800円〜 |
| 見積もり・現地調査 | 無料 ※現場状況により費用がかかる場合は事前に確認あり |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | — |
| 対応エリア | 全国47都道府県 |
| 保証 | 最長10年の再発防止保証 ※現場状況等により対象外となる場合あり |
| 運営 | シェアリングテクノロジー株式会社(東証上場) |
ねずみ110番は、東証上場企業が運営するネズミ駆除専門の全国受付サービスです。
24時間365日・全国47都道府県で受け付けており、現地調査と見積もりは無料です。
個人宅のネズミ駆除は22,000円〜(税込)で、最長10年の再発防止保証を掲げているため、施工後の再発にも備えられます。
「ネズミ専門の窓口で、保証の長さも比較したい」という場合は、無料見積もりで保証の適用条件をあわせて確認することをおすすめします。
ねずみ110番がおすすめの人
- ネズミ専門の窓口にまとめて相談したい人
- 最長10年の再発防止保証で長く備えたい人
- 上場企業の運営で安心して依頼したい人
【FAQ】壁の中のネズミでよくある質問
Q:壁の中のネズミは放っておけば出ていく?
壁の中のネズミは、家に餌と暖かい巣がある限り、放っておいても出ていかずに出入りを続けます。
目黒区の資料によると、ネズミはずっと家の中にいるわけではなく、ほとんどの場合は家の中と外の出入りを繰り返しています。(参考:目黒区「ネズミの被害を防ぐために!」)
音がしない日があっても、入口が残っていればネズミはまた戻ってくるので、入口を見つけて塞ぐところまでが必要です。
Q:賃貸で壁の中から音がしたら誰に連絡する?
賃貸の部屋で壁の中からネズミの音がしたら、業者を呼ぶ前に、音がした場所と時間を管理会社か大家さんへ伝えてください。
入居後に入ってきたネズミの駆除費用は原則として借りている人の負担で、入居前から建物に侵入経路や巣があった場合は貸主が駆除と修繕をします。(参考:不動産流通推進センター「建物賃貸借契約におけるネズミ駆除の費用負担の帰属」)
賃貸でネズミが出たときの連絡の順番と、大家さんが費用を払う条件は、以下の記事にまとめています。
Q:壁の中で死んだネズミの臭いはどうする?
壁の中からネズミの死骸のような臭いがしてきたら、消臭剤でごまかさず、業者に死骸の場所を探して取り出してもらいましょう。
Q:壁の中のネズミ駆除は1回で終わる?
壁の中のネズミ駆除は、調査、捕獲と入口の封鎖、効果の確認と業者が何度か家に来るのが普通で、1回の訪問では終わりません。
東京都の読本によると、ネズミを駆除するには事前の生息調査、捕獲と防そ修繕、そのあとの効果判定が必要なので、どうしても複数回の作業になります。(参考:東京都保健医療局「都民のためのねずみ防除読本」)
料金に含まれる訪問の回数は業者ごとに違うので、2回目以降に追加の費用がかかるかは見積書で確かめられます。
まとめ|壁の中のネズミは塞ぐ前に巣を調べる
壁の中のネズミは自分では取り出せないので、入口を先に塞がず、巣と通り道を確かめてから塞ぐ順番を決めましょう。
今夜は音がする壁の下と戸袋の中を懐中電灯で照らし、黒い汚れや糞があった壁際に粘着シートを並べて、3日は動かさずに置いておきましょう。
3日たっても壁の中の音が続くなら、現地調査と見積もりが無料のネズミ駆除業者に、一度家を見てもらうのがおすすめです。














