トコジラミは、日本各地で問題になっている集団の90%近くがピレスロイド剤への抵抗性を示す遺伝子変異を持っており、家庭でよく使われる市販の殺虫剤ではほとんど死にません。(参考:厚生労働省「トコジラミとその効果的な防除法」)
この記事では、トコジラミを自分で駆除できない4つの理由を解説。
さらに、やると被害が広がる3つの対処法、自分でできる範囲の線引き、駆除できたと判断するために必要な調査回数、表示20,000円〜に対して平均10万円という費用の実態まで紹介します。
スペックはいずれも2026年8月時点で各社の公式サイトに掲載されている内容です。
トコジラミを自分で駆除できない4つの理由
自分で駆除できない理由は、薬剤が効かない・薬剤が買えない・薬剤が卵に届かない・薬剤を当てる場所がわからない、の4つに整理できます。
殺虫剤を撒く行為そのものは誰にでもできますが、日本のトコジラミに対しては、成分の選定と処理場所の特定という2つの前提が家庭では揃いません。
理由1:市販の殺虫剤の主成分ピレスロイドが効かない
家庭用のエアゾール剤やスプレーの主成分はピレスロイド剤で、日本のトコジラミの多くはこの系統に抵抗性を持っています。
厚生労働省の資料によると、ピレスロイド剤がよく効く感受性集団と比べて1,000倍以上の抵抗性を示す集団が確認されており、一部の地域で採集された集団では10,000倍を優に超える抵抗性も推定されています。(参考:厚生労働省「トコジラミとその効果的な防除法」)
刺し痕が減らないまま同じスプレーを買い足している場合は、量ではなく成分の問題なので、市販の殺虫剤が効かない理由を先に確認しておくと買い直しを避けられます。
理由2:効く薬剤は薬局限定の医薬品で噴霧器も必要になる
抵抗性を持つトコジラミにも効くのは有機リン系とカーバメート系の殺虫剤で、これらを有効成分とする製品は医薬品として承認されています。
医薬品なので薬局でしか買えず、購入できる製品の種類も限られます。
ホームセンターの殺虫剤売り場で「トコジラミの駆除」と書かれた製品を選んでも、その多くは防除用医薬部外品で、抵抗性のある集団への効果は確認されていません。
理由3:薬剤は卵に効かず駆除の途中で次の世代がふ化する
台東区は、トコジラミ駆除に使う薬剤は卵に効果がないと明記しています。
メスは1日に5〜6個、生涯で200〜500個ほど産卵します。(参考:台東区「トコジラミについて」)
成虫を1匹残らず仕留めたつもりでも、1週間後には次の世代が動き始めるので、1回きりの処理では終わりません。
理由4:潜み場所を特定できないと薬剤が当たらない
トコジラミ駆除の薬剤処理は、潜み場所への注入処理と、そこから這い出す通り道への残留処理が基本になります。
厚生労働省の資料は、殺虫剤処理の際は的確に潜み場所を把握できるかが重要なポイントで、素人では的確な処理ができない可能性があると述べています。(参考:厚生労働省「トコジラミとその効果的な防除法」)
床や壁に見えている範囲へ広く撒く使い方では、マットレスの縫い目や壁紙の継ぎ目の内側にいる個体には届きません。
自分で探す場合は、トコジラミの潜伏場所を7か所に絞って懐中電灯で照らすところから始めると、痕跡の有無を判断しやすくなります。
部屋のどこを見ればいいかを確認したい場合は、以下の記事にチェックリストがあります。
【実データ】厚生労働省の試験でピレスロイド剤が効かなかったトコジラミ
厚生労働省の資料には、各地で採集したトコジラミに殺虫剤の原体を直接滴下した試験結果が載っています。
「効きにくい」という説明が致死率の数字として出ているので、市販品に頼るかどうかの判断材料になります。
ペルメトリンは10μg/匹をかけても致死率0〜15%の系統がある
ペルメトリンは家庭用の殺虫剤に広く使われているピレスロイド剤です。
微量滴下試験では、1匹あたり10μgという高い薬量でも、大阪の系統は致死率10.0%、川崎の系統は5.0%、滋賀の系統は0%、浜名湖の系統は15.0%にとどまりました。
薬量にして1万倍の開きがあり、市販のスプレーを浴びせても倒れない個体がいるのは、この差によります。
有機リン系のフェニトロチオンは0.1μg/匹で8割が死ぬ
同じ試験でフェニトロチオンを使うと、致死率の並びが大きく変わります。
ここで問題になるのが理由2の入手経路で、この成分を含む製品は医薬品として承認されているため、薬局でしか購入できません。
つまり効く成分は特定されているのに、家庭で自由に選べる棚には並んでいない状態です。
プロの実地試験でも駆除率100%まで1〜3週間かかっている
同じ資料には、川崎市内の簡易宿舎で市販製剤を使った実地試験の結果も載っています。
潜み場所を把握したうえで適切な成分を使っても、駆除が終わるまでには1〜3週間かかっています。
処理から数日で刺し痕が消えないことを失敗と受け取って別の薬剤に切り替えると、成分が混ざって効果の判定もできなくなります。
トコジラミを自分でやると被害が広がる3つの対処法
くん煙剤・洗濯・掃除機だけで済ませる対処は、いずれもトコジラミには狙った効果が出ません。
生き残った個体が別の部屋へ移動したり、痕跡が消えて潜み場所の特定が難しくなったりするので、依頼したときの作業範囲がかえって広がります。
くん煙剤は隙間の奥に届かず逃げた個体が別の部屋へ広がる
一般家庭で使われやすいのが燻煙剤や加熱蒸散剤です。
厚生労働省の資料は、トコジラミのように狭い隙間に潜んでいる害虫に対しては隙間の内部まで有効成分が到達しにくいため、効果が高いとは言えないとしています。(参考:厚生労働省「トコジラミとその効果的な防除法」)
寝室だけの問題だったものがリビングや隣の部屋へ広がると、施工する部屋数が増えて見積金額も上がります。
洗濯だけではトコジラミは死なない
衣類や寝具を洗えば片付くと考えて洗濯機を回す人は多いのですが、水洗いそのものには殺虫効果がほとんどありません。
厚生労働省の研修会資料が引用している寝具対策の試験では、洗剤水への浸漬は30分間で致死率0%、120分間で70%という結果でした。(参考:厚生労働省「衛生害虫トコジラミに対する対策について」)
生きたままの個体が付いた衣類をクローゼットへ戻すと、潜み場所を自分で増やすことになります。
自分での処理が追いつかないと感じたら、即日で来られる業者の条件を見て切り替える判断ができます。
掃除機と熱処理は補助的な手段で効果が一時的
掃除機による吸引と熱処理は、それ自体は有効ですが、駆除の主役にはなりません。
熱についても、隙間の奥に潜んでいる場合は必要な温度をそこまで到達させるのが難しく、さらに奥へ逃げてしまうことも考えられるため、掃除機による吸引も含めて補助的な手段と位置づけられています。
薬剤処理と異なり、これらの方法による効果は一時的です。
トコジラミ対策で自分でできる範囲はどこまでか
自分でできるのは、熱をかけられる物の処理、抵抗性に対応した成分のスプレー処理、調査用トラップでの記録の3つです。
いずれも駆除を完了させる作業ではありません。
業者が入るまでに個体数と拡散を抑え、現地調査の材料を残すところまでが役割です。
熱をかけられる物は60℃10分・81℃のお湯5分で処理する
熱に対しては抵抗性が働かないので、素材が耐えられる物は熱処理が確実です。
公的機関が示している温度と時間の目安は次のとおりです。
- 50℃で30分
- 60℃で10分程度
- 100℃近くなら数秒
- 81℃以上のお湯に5分以上浸ける
家庭用の衣類乾燥機やコインランドリーの乾燥機は、この温度帯に届きます。(参考:足立区「トコジラミによる被害」)
洗濯機で洗ったあとに乾燥機へ入れて、殺すのは熱の工程で行うと考えると手順を間違えません。
プロポクスル配合の医薬品スプレーなら抵抗性のある個体にも効く
市販品の中で抵抗性のあるトコジラミに対応できるのは、カーバメート系のプロポクスルを配合した第2類医薬品です。
厚生労働省の実地試験でも、プロポクスルのエアゾール剤は1週後に駆除率100%という結果が出ています。(参考:厚生労働省「トコジラミとその効果的な防除法」)
一次対処として使うなら、スーパートコジラミにも有効な成分を配合したアースのスプレーをベッドの脚まわりと壁際に処理しておく形になります。
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調査用トラップを置いて場所と数を記録する
トコジラミの生息判定は、目視とトラップ調査の両方で行います。
床置きのトラップをベッドの脚もと・ソファの下・家具のすき間に置き、どこで何匹捕れたかを日付つきでメモしておくと、現地調査に来た担当者が探す範囲を絞り込めます。
床に置くだけのタイプなら設置も楽で、ダニやトコジラミを捕獲できます。
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自分でやってはいけない対処を先に決めておく
被害を広げないために、次の対処は行わないと決めておきます。
痕跡は写真に撮ってから拭き取ると、記録を残したまま生活空間を戻せます。
黒い点や脱皮殻を見つけた日にやる5つのことと、業者に切り替える目安は以下の記事で紹介しています。
トコジラミの駆除ができたと判断できるのは2回目の調査が終わったあと
1回の調査で痕跡がなかった段階では「生息していない可能性がある」までしか言えず、駆除完了と判断できるのは1週間から1か月の間隔をあけた2回目の調査でも痕跡が出なかったときです。
自分で駆除を試みた人が「まだいる気がする」という状態から抜けられないのは、この判定の基準を持たないまま終わりを探しているためです。
厚生労働省の資料はトコジラミの生息確度を4段階で整理している
厚生労働省の研修会資料には、トコジラミ生息の確度を評価事項ごとに整理した表があります。
刺し痕やかゆみだけでは判定の材料にならないと明記されている点が、自己判断との一番の違いです。(参考:厚生労働省「衛生害虫トコジラミに対する対策について」)
業者の施工も1週間〜1か月あけて2回以上おこなう
同じ資料が示す実際のトコジラミ対策は、潜み場所の探索から始まり、家具や物の養生と熱処理・薬剤処理、室内全体への薬剤処理、細かな潜み場所の掃除機による吸引、血糞や脱皮殻の清拭という順で進みます。
見積もりを取るときに2回目の施工が金額に含まれているかを確かめるのは、この工程が前提になっているためです。
1回分の料金だけを比べて安い業者を選ぶと、2回目が別料金で加算されて総額が逆転します。
夜に20分消灯すると潜伏個体が出てくる
痕跡が見つからないまま刺され続けている場合は、夜間に部屋を暗くして待つ方法があります。
厚生労働省の資料は、夜間20分消灯して寝具周辺で待つと潜伏個体が出現しやすいとしています。
集合住宅で隣室側の壁に痕跡が出ているなら、自室だけを処理しても供給元が残ります。
自力で粘った期間がトコジラミ駆除の費用に跳ね返る
トコジラミ駆除の表示料金は20,000円前後からですが、実際に支払われた金額の平均は10.0万円です(2026年8月時点で公表されている数値)。
差が生まれるのは、被害が寝具周辺にとどまっているか部屋全体に広がっているかで、施工する範囲と回数が変わるためです。
表示20,000円〜に対して実際の平均費用は10.0万円
衛生害虫110番のダニ・ノミ・トコジラミ駆除の参考価格は、トコジラミ駆除が20,000円〜(税込)です。
同ページの施工事例には、市川市のベッドのトコジラミ駆除で154,545円という記録が載っており、依頼のきっかけは「ダニ用のスプレーをしても改善しない」というものでした。
くらしのマーケットのトコジラミ駆除は53,000〜83,000円
事業者に直接依頼するマッチングサイトでも、トコジラミ駆除は他の害虫より高い価格帯にあります。
くらしのマーケットのトコジラミ駆除カテゴリの掲載価格帯は53,000〜83,000円で、口コミは538件・平均4.89です。
東京都で絞り込んでも予約サイトの上位に都外の店舗が並ぶことがあるので、東京まで来るトコジラミ駆除業者の対応エリアから確かめます。
金額差の中身は、2回セットの施工と、寝具・家具を1点ずつ処理する手間です。
市販品で止まらずトコジラミ駆除を業者に切り替えた人の声
くらしのマーケットのトコジラミ駆除カテゴリには、自分で対処してから業者に依頼した利用者の投稿が残っています。
自力で粘った期間と、切り替えた理由が具体的に書かれているので、判断の材料になります。
市販の薬剤とスチームに万単位を使ったあとに依頼した例
「1ヶ月程前から夫婦そろって虫さされの傷が酷くなり、そんななか寝室に1匹の茶色虫を発見。ネットで調べたところトコジラミの可能性大と出ました。慌てて市販の薬剤を使ったり(金額にしたら万単位)スチームの出る掃除用具を使いましたが、毎日のように数匹の物体を見るようになりました。トコジラミは業者案件との事で検索したところ、口コミもよく施工件数も多かった為、こちらに申し込みいたしました。」
引用元:くらしのマーケット「トコジラミ駆除」(2026年7月3日・匿名YSさんの投稿/取得日:2026年8月)
市販の薬剤とスチームを併用しても毎日数匹を見つけている状態が、この記事で挙げた理由1と理由3が同時に起きている典型です。
薬剤が抵抗性の個体に効かず、卵からのふ化も続くため、1か月かけても減りません。
個人では駆除できないと施工後に実感した例
「1回目の散布までにやったらいいことや2回目までにやってはいけないことなどわかりやすかったです。(中略)2回目散布の後に2か月の保証付きにしたので、万が一のときも安心です。トコジラミは個人では駆除できないのと幼虫でも成虫と同じように血を吸うので本当に恐ろしいです。」
引用元:くらしのマーケット「トコジラミ駆除」(2026年7月28日・匿名さんの投稿/取得日:2026年8月)
施工が2回に分かれていること、回と回の間に利用者側の禁止事項があることが、この投稿からも読み取れます。
自分で追加のスプレーを撒くと2回目の効果判定ができなくなるので、依頼後の期間は指示に従うほうが早く終わります。
業者に切り替えるなら、調査と見積もりを断っても出張費がかからない業者から相見積もりを取りましょう。
トコジラミ駆除を相談できる業者3社
掲載しているのは、公式サイトでトコジラミへの対応を明記している3社です。
いずれも現地調査と見積もりが無料なので、依頼を決める前に金額だけを出させることができます。
スペックはいずれも2026年8月時点で各社の公式サイトに掲載されている内容です。
1:衛生害虫110番

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 20,000円〜 |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短15分で急行 |
| 対応エリア | 全国 |
| 保証 | 施工後1年間 |
| 運営 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
市販品で刺し痕が減らないまま全国どこからでも相談したいなら、衛生害虫に特化した衛生害虫110番。
衛生害虫110番は、ノミ・ダニ・トコジラミなど衛生害虫に特化した専門駆除窓口で、東証上場のシェアリングテクノロジー株式会社が運営しています。
最短15分で現場に急行でき、現地調査と見積もりは無料です。24時間365日受け付けているため、朝起きて被害に気づいた場合でもその日のうちに対応できます。
衛生害虫の駆除料金は20,000円〜で、見積もり後の追加料金はありません。
「自分でチェックしたが確信が持てない」「市販品を使っても刺し痕が減らない」という場合は、無料の現地調査から始めることをおすすめします。
衛生害虫110番がおすすめの人
- トコジラミ・ノミ・ダニなど衛生害虫に困っている人
- 最短15分以内の急行対応を求める緊急性の高い人
- 追加料金なしの明朗会計で依頼したい人
東証上場企業が運営で安心
2:害虫ファースト

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 5,000円〜 |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短30分で到着 |
| 対応エリア | 東京23区・千葉・埼玉・神奈川(首都圏) |
| 保証 | 永久保証 |
| 運営 | 株式会社ファースト |
首都圏で寝室以外まで広がっているなら、国家資格保有者が在籍する害虫ファースト。
害虫ファーストは、国家資格保有者が在籍し、年間10万件以上の依頼をこなす首都圏最大級の害虫駆除業者です。
24時間365日・最短30分で到着し、現地調査と見積もりは無料です。見積もり後のキャンセルも料金なしで対応します。
顧客満足度は98%以上で、永久保証と価格保証の両方を標準搭載しており、「一度駆除したら再発させない」という体制が整っています。
「緊急だが費用が心配」という場合でも、キャンセル料ゼロなのでまず見積もりだけ依頼して内容を確認してから決めることをおすすめします。
害虫ファーストがおすすめの人
- 今すぐ(最短30分)対応してほしい緊急性の高い人
- 国家資格保有者による安心の施工を求める人
- 永久保証で長期的な再発防止を求める人
3:害虫駆除110番

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 8,800円〜 |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短30分 |
| 対応エリア | 全国 |
| 保証 | 1年間 |
| 運営 | シェアリングテクノロジー株式会社 |
子どもやペットがいる部屋の施工を頼むなら、薬剤の安全性を打ち出している害虫駆除110番。
害虫駆除110番は、子供やペットにも安全な薬剤を使用し、1年間の保証付きで害虫を駆除する全国対応サービスです。
現地調査・見積もり・キャンセルがすべて無料で、最短即日・30分での診断が可能なため、急ぎの場合にも対応できます。
施工後は1年間の保証がつき、追加料金は一切発生しません。見積もり金額がそのまま最終的な支払い額になります。
「小さい子供やペットがいるので薬剤が心配」「見積もり後に断っても費用がかかるか不安」という場合は、気軽に無料見積もりから相談することをおすすめします。
害虫駆除110番がおすすめの人
- 子供やペットがいて安全な薬剤での駆除を希望する人
- 追加料金なしの明朗会計で依頼したい人
- 1年間の保証がついた業者を選びたい人
210万件以上の累計問合せあり
トコジラミの現地調査で業者に伝える4つの情報
2社目を呼ぶ代わりに、1社目の現地調査で伝える内容を先に用意しておくと、見積もりの精度が上がります。
自分で試した内容は失敗ではなく、被害範囲を絞り込むための情報として使えます。
- 使った薬剤の商品名と使用日(成分が残っていると2回目の効果判定に影響する)
- 刺され始めた時期と、刺されるのが自室だけか他の部屋でもあるか
- 血糞や脱皮殻を見つけた場所(写真があれば当日見せる)
- トラップで捕れた場所・匹数・設置していた期間
そのうえで、見積書に2回目の施工が含まれているか、含まれていない場合の2回目の金額はいくらかを聞いておきます。
業者を比べる軸をもう少し細かく決めたい場合は、トコジラミ駆除業者の選び方で保証と施工回数の確認方法を紹介しています。
【FAQ】トコジラミを自分で駆除できないことでよくある質問
Q:トコジラミは放置していれば自然にいなくなりますか?
トコジラミは吸血源がなくても長く生き延びるため、放置していなくなることはありません。
台東区は、一度吸血すると数か月吸血しなくても生き延び、寿命は3か月以上で長いと1年以上生きる場合もあるとしています。
Q:刺し痕だけでトコジラミかどうか判断できますか?
刺し痕だけで種類を特定するのは難しく、厚生労働省の生息確度の表でも発疹やかゆみの訴えのみは「不明」に分類されています。
判定には生体・脱皮殻・血糞痕のいずれかを見つける必要があります。
寝具の縫い目やベッドフレームの溝に1〜2mmの黒いシミが並んでいないかを、懐中電灯で確認してみてください。
Q:市販のトコジラミ用スプレーは全部無駄ですか?
成分によって結果が変わるので、購入前にパッケージの有効成分を確認してください。
ピレスロイド剤(ペルメトリン・フェノトリン・エトフェンプロックスなど)が主成分の製品は、抵抗性のある集団には効果が期待できません。
プロポクスルやメトキサジアゾンを配合した第2類医薬品なら、抵抗性のある個体にも殺虫効力が認められています。(参考:厚生労働省「トコジラミとその効果的な防除法」)
Q:ホテルから持ち帰った疑いがある場合も業者に頼むべきですか?
帰宅直後の段階なら、荷物を居室に入れる前の処理で持ち込みを止められる可能性があります。
浴室で荷ほどきをして、熱をかけられる物は乾燥機へ、かけられない物は密閉して隔離する手順です。
帰宅後の手順は以下の記事で確認できます。
Q:賃貸でトコジラミが出た場合、駆除費用は誰が負担しますか?
負担先は発生源によって変わるため、まず管理会社または大家に連絡してください。
建物の構造や共用部分、前の入居者からの持ち越しが原因と判断される場合は、貸主側が負担するケースがあります。
自分で業者を手配する前に連絡しておくと、費用の請求先をあとから争わずに済みます。
賃貸でトコジラミが出たときの負担先は、民法606条1項のただし書きと荷物から持ち込んだかどうかで分かれます。
Q:自分で駆除を試した部屋でも業者は同じ料金で対応してくれますか?
薬剤を撒いた履歴があると、その成分が残っている場所を避ける必要が出るため、作業手順が変わることがあります。
料金そのものは被害範囲と部屋数で決まるので、市販品を使ったこと自体で割増になるとは限りません。
現地調査のときに使った製品名と使用日を伝えておくと、見積もりの前提を揃えられます。
まとめ|トコジラミの駆除は自分でできる範囲を決めてから業者に渡す
トコジラミを自分で駆除できないのは、市販の主成分であるピレスロイド剤に日本の集団の90%近くが抵抗性を持ち、効く成分は薬局限定の医薬品で、薬剤が卵に届かず、潜み場所の特定が家庭では難しいという4つが重なるためです。
駆除完了と言えるのは、1週間から1か月あけた2回目の調査で痕跡が出なかったときなので、刺し痕が減ったかどうかで終わりを判断しないでください。
費用は表示20,000円〜に対して実際の平均が10.0万円で、寝具まわりで収まっているうちに動くほど支払額は小さくなります。
トコジラミに悩んでいる方は、まずは現地調査と見積もりが無料の業者に相談してみてください。
スペックはいずれも2026年8月時点で各社の公式サイトに掲載されている内容です。













