トコジラミ駆除は何回で終わる?標準2〜3回でも終わらない5つの原因と再発の境目

トコジラミ駆除は何回で終わる?標準2〜3回でも終わらない5つの原因と再発の境目 ダニ・ノミ・トコジラミ

トコジラミ駆除は、卵が夏なら約1週間でふ化するため、1回の薬剤処理では終わらず、1〜4週間あけて2〜3回行うのが標準です。

この記事では、トコジラミ駆除の基本的な施工回数と間隔について解説します。

さらに、駆除が終わったと判断できる基準、再発と残存個体の切り分け方まで触れているので、トコジラミ駆除を検討している方は参考にしてください。

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目次
  1. トコジラミ駆除は何回で終わる?標準は2〜3回で1〜4週間
    1. 業界団体はトコジラミ駆除を「2〜3回が一般的」としている
    2. トコジラミ駆除が1回で終わらないのは薬剤が卵に効かないから
    3. 2回目まで1週間から1か月あくのはトコジラミの卵のふ化を待つため
    4. プロの施工手順は7工程で、最後が効果判定と再処理の計画
  2. トコジラミ駆除が「終わった」と言えるのはいつ?判定は2回の調査
    1. 厚生労働省はトコジラミの生息確度を4段階で整理している
    2. 刺し痕とかゆみだけではトコジラミの生息は「不明」にしかならない
    3. 夜に20分消灯するとトコジラミの潜伏個体が出てくる
  3. トコジラミ駆除が何回やっても終わらない5つの原因
    1. 原因1:トコジラミの卵がふ化しきる前に2回目を終えている
    2. 原因2:使ったトコジラミ用の薬剤が効かない集団だった
    3. 原因3:トコジラミの潜み場所が寝具の外に広がっている
    4. 原因4:隣の部屋や上下階からトコジラミが入り直している
    5. 原因5:施工の合間に自分でくん煙剤やスプレーを足している
  4. 【実データ】トコジラミは同じ薬剤でも致死率が3.3%と100%に割れる
    1. ピレスロイド剤で3日たっても3.3%しか死なないトコジラミがいる
    2. 有機リン系でも15.0%しか死ななかったトコジラミが1か所ある
    3. トコジラミの薬剤抵抗性が疑わしいときに業者へ伝えること
  5. トコジラミの「再発」と「駆除しきれていない残り」は日数で切り分ける
    1. トコジラミの施工から2週間以内に見つかるのは残存個体
    2. 1か月以上出なかった後のトコジラミ発見は再侵入を疑う
    3. 無吸血で半年以上生きるためトコジラミは部屋を空けても餓死しない
  6. トコジラミ駆除の再発保証は30日から1年まで開きがある
    1. トコジラミ駆除の保証期間は業者ごとにばらつく
    2. 見積もりは「1回あたり」か「完全駆除までの総額」かを確認する
    3. トコジラミの施工回数を最初から明記している業者がある
  7. トコジラミ駆除の2回目までにやること・やってはいけないこと
    1. トコジラミが残ったマットレスは全面ファスナーのカバーで閉じ込める
    2. 調査用トラップを置いてトコジラミの場所と数を記録する
    3. 熱をかけられる物は60℃10分・81℃5分で処理する
    4. トコジラミの2回目までにやってはいけない3つのこと
  8. トコジラミ駆除を何回も重ねたときの費用と実際の口コミ
    1. 表示20,000円〜に対してトコジラミ駆除の平均費用相場は10.0万円
    2. 1回目の1週間後にまだ生きたトコジラミが見つかった例
    3. 3LDKで3回・55万円かかったトコジラミ駆除の例
    4. 回数が増えても総額が変わらない契約を選ぶ
  9. トコジラミ駆除を相談できる業者3社
    1. 1:衛生害虫110番
    2. 2:害虫ファースト
    3. 3:害虫駆除110番
  10. トコジラミ駆除の見積もりで確認する5つの項目
  11. 【FAQ】トコジラミ駆除の回数と再発でよくある質問
    1. Q:トコジラミ駆除が3回目でも終わらないのは業者の失敗ですか?
    2. Q:トコジラミ駆除の2回目は何日後が適切ですか?
    3. Q:トコジラミの再発保証はどのくらいの期間が普通ですか?
    4. Q:トコジラミ駆除の後に部屋を空ければ餓死しますか?
    5. Q:賃貸でトコジラミが何回も再発する場合、費用は誰が負担しますか?
    6. Q:トコジラミの駆除が終わったかどうかを自分で確認できますか?
  12. まとめ|トコジラミ駆除の回数は見積書の「◯回分」で決まる

トコジラミ駆除は何回で終わる?標準は2〜3回で1〜4週間

トコジラミ駆除の標準は2〜3回で、1回目から完了まで1〜4週間かかります。

1回で終わらないのは施工の失敗ではなく、薬剤が卵に届かないことを前提に、ふ化した幼虫を次の回で仕留める設計になっているためです。

業界団体はトコジラミ駆除を「2〜3回が一般的」としている

日本トコジラミ駆除協会は「トコジラミは非常にしぶとく、一度の作業で完全に駆除することは難しいケースがほとんどです」と明記しました。

そのうえで「卵から孵化することを考慮し、通常は複数回の作業(2〜3回が一般的)が必要となります」としています。(参考:日本トコジラミ駆除協会「トコジラミ駆除の費用相場」)

1回だけの施工で見積もりが出ている場合は、その1回で終わらせる設計なのか、2回目が別料金なのかを確認する必要があります。

30平米あたりの費用の目安は約3万円から10万円で、部屋の広さと回数の両方で総額が変わります。

トコジラミ駆除が1回で終わらないのは薬剤が卵に効かないから

台東区は「トコジラミ駆除に使う薬剤は卵に効果がありません」と明記しています。

そのため同区は「孵化の期間を考慮し、生まれた幼虫を複数回にわたり駆除するので、状況により費用が高額になることがあります」と説明しています。(参考:台東区「トコジラミについて」)

メスは1日に5〜6個、生涯で200〜500個ほど産卵するので、1回目で成虫と幼虫を全て仕留めても、数日後には卵から孵った幼虫が動き出します。

2回目まで1週間から1か月あくのはトコジラミの卵のふ化を待つため

2回目の施工が数日後ではなく1週間から1か月後に設定されるのは、卵がふ化しきるのを待って幼虫をまとめて処理するためです。

気温が下がる時期はふ化までの日数が延びるため、冬場の2回目は夏より後ろにずれます。

間隔が短すぎると、まだ卵のままの個体が2回目をすり抜けて3回目が必要になります。

2回目の日程は初回から数えるので、初回の作業日を今日のうちに押さえられるかどうかを先に確かめます。

寒い時期に寝室の温度でトコジラミの卵のふ化と成長がどれだけ遅れるかは、以下の記事にまとめています。

プロの施工手順は7工程で、最後が効果判定と再処理の計画

厚生労働省の研修会資料は、実際のトコジラミ対策を7つの工程に分けました。

  1. 潜み場所の探索
  2. 家具や物の養生と熱処理・薬剤処理
  3. 室内全体への薬剤処理
  4. 細かな潜み場所の掃除機による吸引
  5. 血糞や脱皮殻の清拭
  6. 事後調査とスポット処理
  7. 効果判定

このうち⑥には「1週間〜1月の間隔で2回以上」という条件が付いており、⑦の効果判定には「再処理の計画」が含まれます。(参考:厚生労働省「衛生害虫トコジラミに対する対策について」(令和5年度生活衛生関係技術担当者研修会資料))

つまり標準の手順そのものに、2回目以降と再処理があらかじめ組み込まれています。

東京で依頼するなら、東京のトコジラミ駆除業者の保証の日数と数え始めを見積もりの前に確かめられます。

トコジラミ駆除が「終わった」と言えるのはいつ?判定は2回の調査

トコジラミ駆除が終わったと言えるのは、1週間から1か月の間隔をあけた2回の調査で、どちらも痕跡が出なかったときです。

1回の調査で何も出なくても、その時点では「いない可能性がある」までしか言えません。

厚生労働省はトコジラミの生息確度を4段階で整理している

同じ研修会資料には、部屋の状態から生息の確度を判断する表が載っています。

調査で確認できたこと その部屋での生息状況
生体の発見、トラップによる捕獲 生息または持込み
死骸・脱皮殻の発見、血糞痕 生息しているか、過去に生息していた
1回の調査(目視+トラップ調査など)で痕跡なし 生息していない可能性がある
2回の調査(1週間〜1か月の間隔)で痕跡なし 生息なし(駆除完了宣言)
発疹、「かゆい」などの訴えのみ 不明

「駆除完了宣言」という言葉が使われているのは、2回の調査で痕跡が出なかった行だけです。(参考:厚生労働省「衛生害虫トコジラミに対する対策について」(令和5年度生活衛生関係技術担当者研修会資料))

刺し痕とかゆみだけではトコジラミの生息は「不明」にしかならない

この表で最も注意したいのは、発疹やかゆみの訴えだけが「不明」に分類されている点です。

刺されているという実感は、生息の証拠にも、駆除が失敗した証拠にもなりません。

逆に、施工後もかゆみが続いているからといって、トコジラミが残っていると確定するわけでもありません。

判定に使えるのは、生体・トラップの捕獲個体・死骸・脱皮殻・血糞痕という物証だけです。

見つけた殻や虫がトコジラミか分からない場合は、保健所へ持って行くと種類を調べてもらえることがあります。

夜に20分消灯するとトコジラミの潜伏個体が出てくる

密度が低くなった段階では、明るい時間帯の目視だけで残存個体を見つけるのは難しくなります。

厚生労働省の資料は「生息している部屋では、夜間、20分程度消灯して、寝具周辺で待つと、潜伏個体が出現しやすい」と書いています。

2回目の施工前後にこの確認を挟むと、業者へ渡せる情報が「刺された」から「どこに何匹いた」に変わります。

トコジラミ駆除が何回やっても終わらない5つの原因

3回目を過ぎても被害が減らない場合は、標準の経過から外れています。

この段階で起きているのは、次の5つのどれかです。

  • 原因1:卵がふ化しきる前に2回目を終えている
  • 原因2:使った薬剤が効かない集団だった
  • 原因3:潜み場所が寝具の外に広がっている
  • 原因4:隣の部屋や上下階から入り直している
  • 原因5:施工の合間に自分でくん煙剤やスプレーを足している

どれに当たるかで、次にすべきことが「待つ」「薬剤を変えてもらう」「調査範囲を広げてもらう」に分かれます。

原因1:トコジラミの卵がふ化しきる前に2回目を終えている

1回目と2回目の間隔が数日しかない場合、卵のまま残った個体が2回目の薬剤処理をやり過ごします。

夏で約1週間、それ以外の季節はさらに長い日数がふ化に必要なので、間隔が短いほど取り逃がしが増えます。

見積書に施工日が1つしか書かれていないときは、2回目の予定日をその場で決めておくと取り逃がしを防げます。

原因2:使ったトコジラミ用の薬剤が効かない集団だった

市販のスプレーやくん煙剤の主成分であるピレスロイド系は、抵抗性を獲得した集団にはほとんど効きません。

厚生労働省の資料は、抵抗性を示す集団が感受性集団と比べて1,000倍以上、一部の地域では10,000倍を優に超える抵抗性を示すと報告しています。(参考:厚生労働省「トコジラミとその効果的な防除法」(平成26年度生活衛生関係技術担当者研修会資料))

同資料は、日本各地で問題となっている集団の90%近くにピレスロイド剤への抵抗性を示す遺伝子の変異が認められた、との解析結果も添えました。

手持ちの市販の殺虫剤が効かない理由を確かめないまま同じ薬剤を重ねると、回数だけが増えます。

原因3:トコジラミの潜み場所が寝具の外に広がっている

薬剤は当たった個体にしか効かないため、潜み場所を1か所でも外すとそこが次の発生源になります。

厚生労働省の資料は「寝具周辺以外にコロニーが見つかった場合、部屋全体に拡散している可能性がある」と注意を促しました。

ベッドとマットレスだけを施工した部屋で被害が続くときは、ソファ・カーテンレール・コンセントプレートの内側・畳の縁まで調査範囲が届いていたかを確認します。

どこを見るかはトコジラミが潜む部屋の7か所にまとめてあります。

原因4:隣の部屋や上下階からトコジラミが入り直している

集合住宅では、自室の駆除が完了しても隣室から歩いて戻ってくることがあります。

厚生労働省の資料は「天井やコンセントの穴などに痕跡が見られる場合、隣室(上下左右)の部屋にも生息している可能性がある」としています。

同資料はトコジラミが蔓延する背景として「宿泊施設では全館同時駆除が困難」であることも挙げており、複数の部屋がつながった建物ほど1室だけの駆除では止まりません。

自室の施工を何回重ねても被害が戻るなら、管理会社に共用部と隣室の調査を求める段階に入ります。

原因5:施工の合間に自分でくん煙剤やスプレーを足している

2回目までの間に自己判断でくん煙剤を焚くと、生き残った個体が隣室や別の部屋へ逃げて被害範囲が広がります。

厚生労働省の資料は、燻煙剤や加熱蒸散剤について「トコジラミのように狭い隙間に潜んでいる害虫に対しては、隙間の内部まで有効成分が到達しにくいので、効果が高いとは言えない」としています。

殺しきれない濃度の薬剤を浴びせることは、逃走と分散を招くだけで回数を1回増やす結果になります。

市販品を使ったのであれば、商品名と使用日を業者に伝えておくと、2回目の薬剤選定が変わります。

【実データ】トコジラミは同じ薬剤でも致死率が3.3%と100%に割れる

薬剤が効かない集団が実在することは、国内で採集されたトコジラミを使った試験で数値として確認されています。

厚生労働省の研修会資料に載っている比較表では、同じ薬剤を同じ量かけても、採集地によって3日後の致死率が3.3%から100%まで割れました。

ピレスロイド剤で3日たっても3.3%しか死なないトコジラミがいる

ペルメトリンを250mg(有効成分)/平方メートルで処理した試験の3日後致死率は、帝京大系統で100%、富山で96.7%、成田で90.0%でした。

一方で、千葉・大阪・京都は6.7%、滋賀・浜名湖・防府は3.3%にとどまりました。

これら6地点はノックダウンにかかる時間の指標であるKT50も480分を超えており、8時間触れさせても半数が倒れない水準です。(参考:厚生労働省「衛生害虫トコジラミに対する対策について」(令和5年度生活衛生関係技術担当者研修会資料))

採集地 ペルメトリン
3日後の致死率
フェニトロチオン
3日後の致死率
帝京大 100% 100%
富山 96.7% 96.7%
成田 90.0% 100%
千葉 6.7% 100%
大阪 6.7% 100%
京都 6.7% 100%
滋賀 3.3% 100%
浜名湖 3.3% 100%
防府 3.3% 15.0%

ペルメトリンは250mg/平方メートル、フェニトロチオンは500mg/平方メートルでの処理結果です。(参考:厚生労働省「衛生害虫トコジラミに対する対策について」(令和5年度生活衛生関係技術担当者研修会資料))

有機リン系でも15.0%しか死ななかったトコジラミが1か所ある

ピレスロイド抵抗性の切り札とされる有機リン系のフェニトロチオンは、9地点で3日後致死率100%を記録しています。

ただし防府から採集された集団だけは15.0%で、KT50も480分を超えました。

効く薬剤が事実上ない集団が国内に存在する以上、薬剤散布だけを繰り返す前提では終わらない現場があります。

トコジラミの薬剤抵抗性が疑わしいときに業者へ伝えること

抵抗性が疑われる状況では、次の2点を1回目の現地調査で伝えると、薬剤の選定と工法の判断が早くなります。

  • 使った市販品の商品名と使用日:ピレスロイド系を何回浴びせたかで、生き残っている集団の性質が推定できる
  • 1回目の施工から何日で再び見つかったか:数日なら取り逃がし、1週間以上あいてからならふ化した幼虫の可能性が高い

薬剤を変える以外に、加熱・蒸気・掃除機による吸引を組み合わせる工法もあります。

厚生労働省の資料によれば、加熱は49℃で1分の暴露、41℃なら100分の暴露で100%が死にます。

トコジラミの「再発」と「駆除しきれていない残り」は日数で切り分ける

施工後に見つかった個体が再発なのか取り残しなのかは、最後の施工から何日たっているかで切り分けられます。

2週間以内なら取り残し、1か月以上あいてからなら外から入り直した再侵入を疑う順番になります。

トコジラミの施工から2週間以内に見つかるのは残存個体

1回目の施工から1〜2週間の間に死骸や生きた個体が出るのは、標準的な経過の範囲です。

この期間に見つかるのは、卵からふ化した幼虫か、薬剤の当たらない場所にいた個体です。

2回目の施工が予定に入っているなら、日程を前倒しする必要はありません。

1か月以上出なかった後のトコジラミ発見は再侵入を疑う

最後の施工から1か月以上まったく痕跡が出ず、その後に生体が見つかった場合は、外から持ち込まれた可能性が上がります。

持ち込み経路として多いのは、次の3つです。

  • 宿泊先からの持ち帰り:スーツケースのタイヤ部分や衣類に付いて運ばれる
  • 中古・レンタルの家具:搬入時点で隙間に個体が入っている
  • 隣室や上下階からの移動:配管まわりやコンセントの穴を通って歩いて戻る

厚生労働省の資料は、ホテルの交換リネンが廊下に置かれることで他室へ拡散する経路も挙げました。

再侵入が疑われる場面では、同じ業者にもう一度入ってもらうより先に、どこから入ったかを特定する必要があります。

無吸血で半年以上生きるためトコジラミは部屋を空けても餓死しない

足立区は、トコジラミが「条件により無吸血で半年以上も生きることがあります」と説明しています。

空室にして時間を置けば飢え死にするという前提は成り立たず、旅行や一時的な避難で被害が止まっても、それは駆除ではありません。

被害が止まったと感じた時期こそ、トラップと目視で2回目の調査をしてもらう場面です。

トコジラミ駆除の再発保証は30日から1年まで開きがある

再発したときに無料で入り直してもらえるかどうかは、契約した保証の期間と条件で決まります。

トコジラミ駆除の保証期間は、最短30日から1年まで業者ごとに大きく違います。

トコジラミ駆除の保証期間は業者ごとにばらつく

くらしのマーケットは、トコジラミ駆除カテゴリの必須の作業内容として「作業日から30日間保証」を定めています。(参考:くらしのマーケット「トコジラミ駆除」)

30日の保証で契約すると、2回目の施工が終わった直後には保証期間が切れている計算になります。

3回目が必要になる可能性を考えるなら、保証期間は最低でも半年を目安に選びましょう。

見積もりは「1回あたり」か「完全駆除までの総額」かを確認する

日本トコジラミ駆除協会は、提示された見積もりが「1回あたりの料金」なのか「完全駆除までの総額」なのかを確認するよう促しています。

同協会は、見積書に作業内容・使用薬剤・回数が明確に記載されているかを見る項目としても挙げており、「一式」の一行だけで済ませている見積書に注意を促しています。

1回あたりの単価で契約していると、終わらないほど支払いが積み上がります。

トコジラミの施工回数を最初から明記している業者がある

出品タイトルの段階で「2回施工 6ヶ月保証付き」「最低でも3回は施工+保証付」のように回数を書いている業者があります。

一方で「1回の施工で完全駆除します」と掲げる出品もあり、業者によって前提が正反対です。

回数の書き方は、その業者が何を「完了」と呼んでいるかの表明でもあります。

選び方の軸はトコジラミ駆除業者の選び方にまとめてあります。

トコジラミ駆除の2回目までにやること・やってはいけないこと

1回目から2回目までの1〜4週間は、待つだけの期間ではありません。

この間の過ごし方で、2回目の施工で終わるか3回目に持ち越すかが変わります。

トコジラミが残ったマットレスは全面ファスナーのカバーで閉じ込める

マットレス内部に入り込んだ個体には薬剤が届かないため、施工後に全面ファスナー式のカバーで包んで密閉すると、内部の個体が外へ出られなくなります。

吸血できない状態で閉じ込めておけば、カバーを開けるまで被害が再開せず、1回目の施工が終わった直後に包んで2回目の調査まで開けずに使います。

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調査用トラップを置いてトコジラミの場所と数を記録する

厚生労働省の生息確度表は「目視+トラップ調査」を前提にしているため、トラップがないと駆除完了の判定ができません。

ベッドの脚元・ソファの下・家具の隙間に床置きのトラップを仕掛け、何日で何匹入ったかを日付とセットで記録します。

2回目の施工前と施工後で捕獲数を比べると、薬剤が効いているかどうかが数字で分かります。

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熱をかけられる物は60℃10分・81℃5分で処理する

練馬区は、トコジラミが「100℃で数秒、80℃で5分、60℃で10分以上の過熱により死滅します」としています。(参考:練馬区「トコジラミに気をつけましょう」)

シーツ・枕カバー・パジャマは2回目までの間も毎回この処理に回し、洗濯機から乾燥機まで通します。

洗剤水に30分浸けただけでは致死率0%、120分でも70%にとどまるため、殺すのは熱の工程です。

本やかばんなど熱をかけられない物は、江戸川区が示す方法にならい、ビニール袋を2重にして防虫剤と一緒に入れ、封印したまま保管します。(参考:江戸川区「相談事例から『トコジラミの発生』」)

トコジラミの2回目までにやってはいけない3つのこと

逆に、次の3つは2回目の施工が終わるまで避けます。

  • くん煙剤やスプレーを足す:隙間の奥に届かないまま個体を別の部屋へ逃がす
  • 血糞や脱皮殻を全部拭き取る:どこにいたかの記録が消えて2回目の調査範囲が絞れなくなる
  • 荷物をまとめて別の部屋や実家へ移す:荷物に付いた個体をそのまま新しい部屋へ運ぶ

掃除機での吸引は例外で、厚生労働省の資料では吸引直後に55%、1日後までに92%が死にます。

吸ったゴミはパックごとすぐ密封して捨てます。

2回目の調査で見る場所は、以下の記事で確認できます。

トコジラミ駆除を何回も重ねたときの費用と実際の口コミ

回数が増えるほど総額は上がり、表示料金と実際の支払額の差が開きます。

衛生害虫110番のトコジラミ駆除は20,000円〜の表示ですが、同社サービスページの平均費用相場は10.0万円です。

表示20,000円〜に対してトコジラミ駆除の平均費用相場は10.0万円

同ページに載っている施工事例には、市川市の「ベッドのトコジラミ駆除」154,545円があります。

この依頼の理由は「ダニ用のスプレーをしても改善しない」で、市販品で止まらなかった後の依頼です。(参考:衛生害虫110番「ダニ・ノミ・トコジラミ駆除」)

くらしのマーケットのトコジラミ駆除カテゴリでは、延べ床面積30平米の相場が53,000〜83,000円で表示されています。

間取り別の内訳はトコジラミ駆除の費用相場で確認できます。

1回目の1週間後にまだ生きたトコジラミが見つかった例

「連絡後、直ぐに対応していただきました。作業前にいろいろ質問しましたが丁寧に説明して下さり少し安心しました。一回目から今日で一週間経ちますが、死骸を多く発見中です。まだ若干いるようですが二回目で完全にいなくなる事を期待したいです。」

引用元:くらしのマーケット「トコジラミ駆除」(2026年8月・みっちーさんの投稿/取得日:2026年8月)

1回目から1週間後に死骸が多く、生きた個体も残っているという状態は、この記事で挙げた標準の経過そのものです。

この段階で業者を疑って別の会社に切り替えると、2回目の施工が受けられず費用だけが二重になります。

3LDKで3回・55万円かかったトコジラミ駆除の例

「トコジラミの被害でいち早く対応してくれました!下見してから次回はいつなんて待ってられませんから…(ダスなんとかさん)3LDKで3回2.3人かけてやってくれました55万程でしたからビックリしましたが、荷物も多い我が家の見えない敵への徹底的な作業と丁寧な対応に感謝です。」

引用元:くらしのマーケット「トコジラミ駆除」(2024年7月30日・匿名さんの投稿/取得日:2026年8月)

3LDKで3回・作業員2〜3人という条件で55万円という金額が出ています。

荷物が多い部屋ほど調査と養生の工数が増えるため、部屋数と荷物量が総額を押し上げます。

回数が増えても総額が変わらない契約を選ぶ

1回あたりの単価で契約した場合、3回目・4回目はそのまま追加請求になります。

回数込みの総額で契約していれば、想定より回数がかかっても支払いは増えません。

見積書を受け取ったら、金額の横に「◯回分」という記載があるかを最初に探します。

回数の記載を複数社で見比べるなら、見積もりを断っても出張費がかからない業者に絞ると比較の費用が残りません。

トコジラミ駆除を相談できる業者3社

掲載しているのは、公式サイトでトコジラミへの対応を明記している3社です。

いずれも現地調査と見積もりが無料なので、依頼を決める前に施工回数と保証を金額と一緒に出させることができます。

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2:害虫ファースト

害虫ファースト

内容
料金 5,000円〜
見積もり・現地調査 無料
対応時間 24時間365日
最短対応 最短30分で到着
対応エリア 東京23区・千葉・埼玉・神奈川(首都圏)
保証 永久保証
運営 株式会社ファースト

首都圏で何回やっても再発が止まらないなら、期間の区切りがない永久保証の害虫ファースト。

害虫ファーストは、首都圏最大級の害虫駆除業者で、国家資格である防除作業監督者が在籍しています。

現地調査・見積もり・出張費が0円で、他社より1円でも高ければ相談に応じる価格保証を掲げています。

施工後は永久保証が付き、再発した場合の対応が期間で区切られていません。

「他社で駆除したのにまた出た」という状況では、保証の条件を確認したうえで相談する価値があります。

害虫ファーストがおすすめの人

  • 東京23区・千葉・埼玉・神奈川に住んでいる人
  • 再発時の保証を重視したい人
  • 国家資格保有者による施工を希望する人
調査・見積もり0円
永久保証つき

害虫ファーストのバナー

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3:害虫駆除110番

害虫駆除110番

内容
料金 8,800円〜(トコジラミ20,000円〜)
見積もり・現地調査 無料
対応時間 24時間365日
最短対応 最短30分
対応エリア 全国
保証 1年間
運営 シェアリングテクノロジー株式会社

見積もり後に回数が増えても金額を動かしたくないなら、追加料金なしを掲げる害虫駆除110番。

害虫駆除110番は、全国3,300社以上の加盟店ネットワークを持ち、東証上場のシェアリングテクノロジー株式会社が運営しています。

現地調査と見積もりは無料で、24時間365日受け付けています。

トコジラミ駆除は20,000円〜で、施工後1年間の保証が付きます。

「近くにトコジラミを扱う業者が見つからない」という地域でも、加盟店から手配できます。

害虫駆除110番がおすすめの人

  • 地方に住んでいて対応業者が見つからない人
  • 上場企業の運営する窓口に相談したい人
  • 見積もり後の追加料金を避けたい人
全国対応・24時間受付
見積もり後の追加料金なし

 

害虫駆除110番

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トコジラミ駆除の見積もりで確認する5つの項目

2社目を呼ぶ代わりに、1社目の見積書に次の5つが書かれているかを確かめると、何回で終わる契約なのかが判断できます。

  • 施工回数:金額の横に「◯回分」の記載があるか。1回あたりの単価だけなら2回目以降は追加請求になる
  • 2回目の予定日:1回目から何日後に入るか。数日後ならふ化を待たずに終わる設計になっていないか確認する
  • 保証期間と再施工の条件:30日か6か月か1年か。何が起きたら無料で入り直せるのか
  • 調査範囲:寝具のほかにソファ・カーテンレール・コンセントプレート・畳の縁まで見るか
  • 使用する薬剤と工法:ピレスロイド系以外の薬剤や、加熱・蒸気・吸引を組み合わせられるか

現地調査と見積もりが無料の業者であれば、この5項目を確認するために金額を出させてから断ることができます。

業者を選ぶ基準そのものは害虫駆除業者の選び方に整理してあります。

【FAQ】トコジラミ駆除の回数と再発でよくある質問

Q:トコジラミ駆除が3回目でも終わらないのは業者の失敗ですか?

3回目でも終わらない場合は、施工の失敗と、薬剤抵抗性や再侵入といった条件の問題の両方が考えられます。

まず1回目からの経過日数と捕獲数の記録を業者に見せ、薬剤を変える判断ができるかを確認してください。

その説明ができない業者であれば、別の業者に切り替える段階です。

Q:トコジラミ駆除の2回目は何日後が適切ですか?

厚生労働省の資料は、事後調査とスポット処理を1週間から1か月の間隔で2回以上行うと定めました。

夏は卵が約1週間でふ化するため1〜2週間後、気温が下がる時期はそれより後ろにずらす形になります。

Q:トコジラミの再発保証はどのくらいの期間が普通ですか?

くらしのマーケットが定める必須の作業内容は作業日から30日間の保証で、これが最低ラインです。

提携業者では衛生害虫110番と害虫駆除110番が1年間、害虫ファーストが永久保証を掲げています。

2回目の施工が終わる時期に保証が切れない期間を選んでください。

Q:トコジラミ駆除の後に部屋を空ければ餓死しますか?

足立区は、条件により無吸血で半年以上生きることがあるとしています。

数週間の不在で餓死させることはできず、戻った時点で吸血が再開します。

Q:賃貸でトコジラミが何回も再発する場合、費用は誰が負担しますか?

入居前から建物内に生息していた場合や、隣室・共用部が発生源の場合は、貸主側の負担を交渉できる可能性があります。

発生時期・刺し痕・施工記録を残したうえで管理会社に伝えてください。

隣室まで調査してもらえる会社かどうかは、賃貸のトコジラミ駆除業者の選び方で確かめられます。

Q:トコジラミの駆除が終わったかどうかを自分で確認できますか?

目視とトラップによる調査を1週間から1か月あけて2回行い、どちらも痕跡が出なければ生息なしと判断できます。

夜間に20分ほど消灯して寝具周辺で待つと潜伏個体が出てきやすいため、その方法も合わせて使えます。

まとめ|トコジラミ駆除の回数は見積書の「◯回分」で決まる

トコジラミ駆除の標準は2〜3回で、1回で終わらないのは薬剤が卵に効かないためです。

駆除が終わったかどうかを決めるのは刺し痕ではなく、1週間から1か月あけた2回の調査で痕跡が出なかったという事実です。

手元に見積書があるなら、金額の横に「◯回分」と書かれているか、保証が何日間かをこの記事の5項目と照らし合わせてみてください。

現地調査と見積もりが無料の業者なら、契約する前に施工回数と保証期間を書面で出させることができます。

無料で見積もり・現地調査
トコジラミ駆除におすすめの業者
料金 見積もり
現地調査
対応時間 最短対応 対応エリア 保証
衛生害虫110番のロゴ

衛生害虫110番

公式サイト

20,000円〜 無料 24時間365日 最短15分で急行 全国 施工後1年間
害虫ファーストのロゴ

害虫ファースト

公式サイト

5,000円〜 無料 24時間365日 最短30分で到着 東京23区・千葉・埼玉・神奈川(首都圏) 永久保証
害虫駆除110番のロゴ

害虫駆除110番

公式サイト

8,800円〜
(トコジラミ20,000円〜)
無料 24時間365日 最短30分 全国 1年間

スペックはいずれも2026年8月時点で各社の公式サイトに掲載されている内容です。

この記事を書いた人

駆除の窓口 編集部

害虫・害獣の生態と駆除の手順を、環境省・厚生労働省・自治体が公開している資料に基づいて編集しています。業者の料金・保証・対応時間は、記事ごとに各社の公式サイトで直接確認し、確認した時点を本文に書いています。市販品で対処できる範囲と、業者に頼む分かれ目を、被害の状態ごとに分けて書くことを方針にしています。

  • 料金と保証は各社の公式サイトで確認し、確認した月を本文に明記しています
  • 口コミは、公式サイトとGoogleマップで実在を確認できたものだけを原文のまま載せています
  • 生態・法令・費用の根拠には、環境省や自治体など一次情報へのリンクをその場に付けています
  • 広告を含む記事でも、掲載の順番と比較の項目は記事内に書いています
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