飲食店のコバエは客席ではなく厨房で湧いていて、排水溝とグリーストラップのぬめり、生ごみと空き瓶の飲み残し、肉や魚のくずの3つが主な発生源です。
この記事では、飲食店の厨房に出るコバエ3種類の見分け方や、閉店後に発生源を探す手順を紹介。
さらに、料理にコバエが入ったと客に言われた日の対応、客席に飛ばさない捕虫器の置き場所、業者に頼む目安まで紹介します。
※各社のスペックはいずれも2026年10月時点で公式サイトに掲載されている内容です。
飲食店のコバエ駆除のおすすめ業者
飲食店のコバエはどこから湧く?発生源3か所
飲食店の厨房で湧くコバエは主にチョウバエ・ショウジョウバエ・ノミバエの3種類で、種類ごとに育つ場所が違います。
3種類のコバエの発生源と、厨房で探す場所は次のとおりです。
| 種類(体長) | 発生源 | 厨房で探す場所 |
|---|---|---|
| チョウバエ(2〜5mm) | 排水の汚泥(ヘドロ) | 床の排水溝・グリーストラップ |
| ショウジョウバエ(2.5mm) | 傷んだ果物・生ごみ・酒 | 生ごみ容器・空き瓶置き場 |
| ノミバエ(2〜3mm) | 動物性の腐ったもの | 肉や魚のくずが落ちる床 |
種類はとまっている姿で見分けられ、体が黄色く眼が赤いのがショウジョウバエ、黒っぽくてテーブルや窓際を走り回るのがノミバエです。(参考:埼玉県衛生研究所「ハエのなかま」)
チョウバエは排水溝とグリーストラップから湧く
厨房のチョウバエは床の排水溝やグリーストラップにたまった汚泥で育ち、成虫は発生源の近くを飛んでいます。
グリーストラップは厨房の排水から油と食べかすを分ける装置で、清掃をおこたると流れ出た油脂で悪臭や害虫が発生しやすい場所です。(参考:堺市上下水道局「グリーストラップ(油脂分離槽)は適正な維持管理をしましょう!」)
ショウジョウバエは生ごみと空き瓶に集まる
ショウジョウバエは傷んだ果物や生ごみ、酒の残りに集まるので、閉店後に残す生ごみ容器と空き瓶のケースが発生源になります。
ショウジョウバエという名前は、赤い眼を持ち酒に好んで集まる性質から、顔の赤い酒飲みの妖怪「猩々」にちなんで付けられました。(参考:東京都立大学「ショウジョウバエってなに??」)
居酒屋やバーで飲み残しの入った瓶や缶をふたのないケースに朝まで置くと、成虫が集まり、卵を産む場所になるおそれがあります。
ノミバエは肉や魚のくずから湧く
ノミバエが湧くのは動物性の腐ったもので、厨房では仕込み場の床や冷蔵庫の下に落ちた肉や魚のくずが発生源になります。
粘着トラップに掛かったゴキブリを何週間も置いたままにすると、その死骸もノミバエの発生源になるので、トラップは週1回以上は確かめて交換するのが安全です。(参考:東京都保健医療局「異物混入対策について」)
家庭の浴室や観葉植物の土で湧くコバエは、厨房のコバエとは種類も発生源の探し方も違います。
飲食店のコバエの発生源を閉店後に探す手順
飲食店のコバエの発生源を探すときは、営業中にコバエがとまる場所を覚えておき、閉店後にその近くの排水溝、グリーストラップ、ごみ置き場の順に開けてみてください。
手順1:コバエがとまっている場所をメモする
コバエは見つけてすぐに叩かず、とまっていた場所と時間を厨房の記録用紙にメモしてから退治しましょう。
シンク横の壁や食器洗浄機の裏、ドリンクを作るカウンターの下のように、同じ場所で何日も見かけるなら、その真下の排水設備から確かめるのが近道です。
手順2:閉店後に床の排水溝のふたを外す
閉店後は床の排水溝のふた(グレーチング)を外し、懐中電灯で溝の底と側面に黒い汚泥やぬめりが付いていないかを確かめてください。
シンクや製氷機の下の排水口も、目皿とゴミ受けを外して内側をブラシでこすれば、黒い汚れが落ちてくるかどうかで汚泥の有無が分かります。
手順3:グリーストラップの中の汚れを見る
グリーストラップのふたを開けたら、バスケットの食べかす、水面に浮いた油、底の沈殿物のうち、どの層が厚くたまっているかを見てください。
最後に底の沈殿物をさらった日を店の記録で確かめ、1か月以上あいているなら、たまった汚泥の中でチョウバエの幼虫が育っている可能性があります。
手順4:生ごみ容器と空き瓶置き場の底を見る
生ごみ容器と空き瓶置き場は、容器の底にたまった汁やふたの裏の汚れまで確かめてください。
肉や魚のトレーを洗わずに捨てた袋はノミバエが湧きやすいので、袋の口を開けて小さな虫が飛び出してこないかも見ておくと安心です。
飲食店のコバエで客の苦情や保健所の指導は?
飲食店のコバエは食中毒の原因と決まった虫ではありませんが、料理に入れば異物混入の苦情になり、保健所が店を調べるきっかけになります。
料理への虫の混入は異物の苦情で最も多い
東京都に寄せられた食品の異物混入の苦情では、ゴキブリやハエなどの虫が最も多く、令和3年度は31%(173件)を占めました。(参考:東京都保健医療局「異物混入対策について」)
客席を飛ぶコバエは料理に入る前でも口コミに書かれることがあり、苦情が来てから発生源を探すと、そのあいだも客の目に触れ続けます。
年2回以上の駆除と記録の保存が求められる
飲食店は、ねずみと昆虫の駆除作業を1年に2回以上行い、その記録を1年間保存することが食品衛生法施行規則で求められています。(参考:厚生労働省 法令等データベース「食品衛生法施行規則」別表第17)
同じ規則は網戸やトラップ、排水溝のふたを付けて虫の侵入を防ぐことも求めているので、割れたままの排水溝のふたも駆除と一緒に直す対象です。
小規模な飲食店向けの手引書の記入例では、衛生管理計画の「そ族・昆虫対策」の欄に、駆除をする月を6月と11月と書いています。(参考:公益社団法人日本食品衛生協会「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書(小規模な一般飲食店事業者向け)」)
保健所が店に来る場面と営業停止になる基準は、以下の記事で紹介しています。
料理にコバエが入ったと言われた日にやること
客から料理にコバエが入っていたと言われたら、その料理と虫を捨てずに残し、日時と対応を記録に書いてください。
捨ててしまうと虫の種類も入った経路も確かめられず、保健所や客に聞かれても店から説明できません。
混入を言われた日のうちにやることは、次の順番です。
- 料理と虫をふた付きの容器に入れて冷蔵庫に残す
- 同じ時間帯に出した料理と食材の容器を確かめる
- 日時・席・対応した内容を衛生管理の記録に書く
別表第17は、異物の混入などの情報を都道府県知事等へ提供するよう努めることを営業者に求めています。(参考:厚生労働省 法令等データベース「食品衛生法施行規則」別表第17)
飲食店のコバエを自分で減らす対策
飲食店のコバエは、飛んでいる成虫を殺虫剤で落とすより、排水溝とグリーストラップの汚泥、生ごみの汁を取り除くほうが数が減ります。
排水溝はぬめりを落としてから薬剤を使う
排水溝のチョウバエは、ブラシで汚泥をこすり落としてから、パイプ用の洗浄剤や泡状の殺虫剤を使う順番で減らします。
浄化槽に安易に薬剤をまくと浄化槽の本来の働きが妨げられることがあるので、浄化槽につながる排水には殺虫剤を流さないのが原則です。(参考:豊島区「チョウバエ」)
市販の殺虫剤は、製品によって効きやすい虫と効きにくい虫が分かれています。
グリーストラップは油と汚泥を決まった間隔で取る
グリーストラップは、たまる場所ごとに掃除の間隔を決めておくと、チョウバエが育つ汚泥を厚くせずに済みます。
たとえば堺市上下水道局の案内では、グリーストラップの清掃の目安は次のとおりです。(参考:堺市上下水道局「グリーストラップ(油脂分離槽)は適正な維持管理をしましょう!」)
- バスケットにたまったごみ:毎日
- 浮いた油脂分とごみ:週1回(多い店は毎日)
- 底にたまった沈殿物:月1回程度
取り除いた油や汚泥は、廃棄物処理法に従って処分します。
油を分解する処理剤や、バイオ菌・オゾンを使う追加装置はグリーストラップの働きを大きく落とすことがあり、たとえば堺市では使用禁止です。(参考:堺市上下水道局「グリーストラップ(油脂分離槽)は適正な維持管理をしましょう!」)
生ごみはふた付き容器で閉店後に厨房から出す
生ごみはふた付きの容器に入れて閉店後に厨房の外へ出し、容器の底にたまった汁もその日のうちに洗い流すと、コバエが寄る場所が厨房に残りません。
令和2年度の都の苦情には、飲食店が夜中に店の外へ出した生ごみのポリバケツにふたがなく、ハエが寄って不衛生だという近隣からの声もありました。(参考:東京都保健医療局「令和2年度 食品衛生関係苦情処理集計 要因別苦情処理件数」)
業者に切り替えるコバエの目安
排水溝とグリーストラップを掃除して10日たっても同じ場所でコバエを毎日見るなら、汚水槽や排水管の奥で湧いている可能性が高く、ここから先は業者に任せる範囲です。
10日はショウジョウバエが好条件で卵から成虫になるまでの日数なので、掃除で発生源を断てていれば、その頃から見かける数が減り始めます。
次の状態がひとつでも当てはまる場合は、厨房の機器を動かして調べる作業が要るので、店の掃除だけでは発生源まで届きません。
- 掃除をしてから10日たっても同じ場所で毎日見る
- 厨房だけでなく客席にもコバエが飛んでくる
- 冷蔵庫や製氷機の下からノミバエが出てくる
汚水槽や浄化槽で湧いた成虫は、蒸散剤を吊るして駆除する方法がとられる場所で、店の掃除だけでは中まで手が届きません。(参考:豊島区「チョウバエ」)
飲食店のコバエを放置すると10日で次の世代
飲食店のコバエを放置すると、ショウジョウバエは好条件なら10日ほどで卵から成虫になるので、見かける数が週ごとに増えていきます。(参考:埼玉県衛生研究所「ハエのなかま」)
数が増えてから業者を呼ぶと、排水溝だけでなくグリーストラップや客席まで処理する場所が広がり、スポットの駆除に捕虫器の定期管理まで加わることがあります。
客の料理に入って苦情になれば、駆除の費用とは別に、料理の作り直しや返金、記録をそろえる手間まで店の負担です。
保健所と駆除業者のどちらに先に連絡するか迷う場合は、相談先ごとに受けてもらえる内容が違います。
飲食店のコバエ対策で捕虫器を置く場所
飲食店の捕虫器は、客席には音が出ず死骸が飛び散らない粘着式を置き、厨房には出入口と客席との境目に置くのが基本です。
客席には死骸が飛び散らない粘着式を選ぶ
客席に置く捕虫器は、紫外線で虫を寄せて捕虫紙に貼り付ける粘着式が向いています。
客席用には間接照明のような壁掛け型もあり、4週間ごとに捕虫紙を交換してもらう定期管理で、1台3,300円から3,740円が公開されている料金です。(参考:ダスキンほづみ「飛翔害虫定期管理」)
ただし、捕虫器の主な捕獲対象はチョウバエやノミバエのように光に集まる虫で、ショウジョウバエは生ごみと空き瓶の片付けで減らします。
厨房は出入口と客席との境目に置く
厨房の捕虫器は、外から入る虫を捕まえる出入口の近くと、厨房から客席へ飛ぶ虫を止める境目に置くと、客席まで届くコバエが減ります。
捕虫器を調理台や盛り付け台の真上に付けると、捕まった虫が料理の上に落ちるおそれがあり、取り付ける場所は食品から離れた壁が候補になります。
捕虫紙に掛かった虫の数を数えて報告してもらう有料のオプションもあり、その報告書も年2回の駆除の記録と一緒にとじておく資料です。
捕虫器の定期管理を続けるか迷うときは、定期契約が要る店と要らない店の条件が判断材料です。
飲食店のコバエ駆除の費用と頼むときの準備
飲食店のコバエ駆除の費用は、チョウバエのスポット駆除が初回1万5千円台から、捕虫器の定期管理が1台4週間3,000円台からを目安にしてください。
チョウバエ駆除は初回1万5千円台から
排水溝や汚水槽のチョウバエを処理するスポットの駆除は、50㎡(約15坪)までの初回で15,840円からが公開されている料金です。(参考:ダスキンほづみ「飛翔害虫定期管理」)
飲食店のコバエ対策の公開料金は、作業ごとに次のとおりです。
| 作業 | 料金の目安 | 条件 |
|---|---|---|
| チョウバエ駆除(初回) | 15,840円〜 | 50㎡(約15坪)まで |
| チョウバエ駆除(定期) | 4週ごと5,280円〜 | 50㎡(約15坪)まで |
| 捕虫器の定期管理 | 1台4週ごと3,190円〜 | 捕虫紙の交換込み |
| 捕虫器2台の定期管理 | 月5,500円〜 | 1台2,750円×2台 |
| 薬剤の空間噴霧 | 1回22,000円〜 | 超微粒子の噴霧 |
チョウバエ駆除を土日祝日や早朝・深夜に頼むと、表の料金とは別の料金になります。(参考:ダスキンほづみ「飛翔害虫定期管理」)
空間噴霧はULV機で超微粒子の薬剤を空気中にまく方法で、飛んでいる成虫を減らしても、排水溝の汚泥の中の幼虫までは届きません。(参考:大洋防疫研究所「料金案内」)
飲食店の年間の定期契約の月額と解約の条件は、業者ごとに以下の記事で比べています。
閉店後に現地調査へ来てもらう
飲食店のコバエ駆除を頼むときは、閉店後か定休日に現地調査へ来てもらい、排水溝とグリーストラップを開けた状態で見てもらいましょう。
現地調査と見積もりが無料の業者なら、発生源と金額を聞いてから断っても費用はかかりません。
業者への電話の前に手元にそろえておくものは、次の3つです。
- コバエをよく見る場所と時間帯のメモ
- とまっていたコバエの写真(種類の判断に使う)
- 排水溝とグリーストラップを最後に掃除した日
写真とメモがあれば電話の段階で種類の見当がつき、当日に使う薬剤や機材の見当を業者がつけやすくなります。
飲食店のコバエ駆除におすすめの業者3選
飲食店のコバエ駆除は、閉店後の現地調査に来てもらえて、見積もりまで無料の業者から選ぶのがおすすめです。
3社とも見積もりの段階では費用がかからず、違いが大きいのは対応エリアと受付時間です。
1:害虫ファースト

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 5,000円〜 |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短30分で到着 |
| 対応エリア | 東京23区・千葉・埼玉・神奈川(首都圏) |
| 保証 | 永久保証 |
| 運営 | 株式会社ファースト |
害虫ファーストは、国家資格保有者が在籍し、年間10万件以上の依頼をこなす首都圏最大級の害虫駆除業者です。
24時間365日・最短30分で到着し、現地調査と見積もりは無料です。見積もり後のキャンセルも料金なしで対応します。
顧客満足度は98%以上で、永久保証と価格保証の両方を標準搭載しており、「一度駆除したら再発させない」という体制が整っています。
「緊急だが費用が心配」という場合でも、キャンセル料ゼロなのでまず見積もりだけ依頼して内容を確認してから決めることをおすすめします。
害虫ファーストがおすすめの人
- 今すぐ(最短30分)対応してほしい緊急性の高い人
- 国家資格保有者による安心の施工を求める人
- 永久保証で長期的な再発防止を求める人
2:ダスキンほづみ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 27,500円(スポット) |
| 見積もり・現地調査 | 無料 |
| 対応時間 | 受付時間 : 午前9時~午後5時 (定休日:土・日・祝祭日) |
| 最短対応 | — |
| 対応エリア | 東京都 |
| 保証 | — |
| 運営 | 株式会社ほづみ ※ダスキン加盟店 |
ダスキンほづみは、死骸・フン・卵までバキュームで除去し、薬剤の使用量を最小限に抑えられる害虫駆除サービスです。
ダスキン加盟店として厳格な品質基準のもと施工するため、初めて害虫駆除業者を利用する方でも安心して任せられます。
安全性の高い〈ベイト方式※〉〈バキューム吸引〉で施工するので、「薬剤をできるだけ使いたくない」「赤ちゃんやペットがいる」という方におすすめです。
※薬剤を散布するのではなく、ゴキブリの毒餌となる成分のベイト剤を塗りつけるタイプです。
ダスキンほづみがおすすめの人
- 小さな子供やペットと暮らしている人
- 死骸・フン・卵まで徹底除去したい人
- ダスキンブランドの信頼性を重視する人
安心のダスキンブランド
3:駆除ザウルス

| 内容 | |
|---|---|
| 料金 | 要見積もり ※最短60秒の見積もりシミュレーションあり |
| 見積もり 現地調査 |
完全無料 ※見積もり後のキャンセルも0円 |
| 対応時間 | 24時間365日 |
| 最短対応 | 最短当日(土日・祝日も対応) |
| 対応エリア | 全国 |
| 保証 | 最長5年 |
| 運営 | 株式会社コーテッツ ※AAAメンテナンス株式会社・中部ホームプロテクト株式会社との共同運営 |
駆除ザウルスは、創業21年・累計40,000件以上の相談実績を持つ害獣・害虫駆除の専門業者です。
現地調査と見積もりは完全無料で、見積もり後にキャンセルしても料金はかかりません。24時間365日受け付けており、最短当日で駆けつけます。
完全自社施工で仲介手数料がかからない分、料金を抑えやすい仕組みになっています。施工後は最長5年間の保証がつき、保証期間内に再発した場合は追加費用なしで対応します。
テレビ番組への出演実績も多数あり、Googleクチコミでは星4.8の高評価を得ています。「実績と評判の両方で選びたい」という場合は、まず無料の現地調査を依頼して見積もり内容を確認することをおすすめします。
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- 累計40,000件以上の実績がある業者に安心して任せたい人
- Googleクチコミの評判を重視して業者を選びたい人
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【FAQ】飲食店のコバエでよくある質問
Q:コバエは食中毒の原因になる?
コバエは、練馬区保健所の資料で病気を媒介しない不快害虫とされていて、大腸菌やサルモネラ属菌などの病原菌を運ぶハエとは分けて扱われています。(参考:練馬区保健所「ねりま食品衛生だより第82号 台所にやってくる害虫対策」)
Q:営業中に殺虫スプレーを使っていい?
営業中の厨房や客席で、食品や食器の近くに殺虫スプレーを吹くのは避けるのが安全です。
営業中に飛んでいる成虫は捕虫器で捕まえ、薬剤を使う作業は食材と食器を片付けた閉店後にまとめて行うのが安全です。
ゴキブリも厨房に出ている場合は、閉店後に作業できる飲食店向けの業者から相談先を選べます。
Q:テナントビルの排水管が発生源なら?
テナントビルの共用の排水管や汚水槽でチョウバエが湧いている場合、汚水槽の清掃とすき間の目張りはビルの管理会社に相談しましょう。
店の排水溝を掃除してもコバエが減らないときは、同じビルのほかの店でも出ているかどうかが、ビル側の発生源かを見分ける手がかりになります。
Q:冬でも飲食店のコバエは出る?
暖房の効いた厨房では、冬でもコバエが出ます。
東京都立大学の解説では、日本のショウジョウバエの主な繁殖期は春と秋で、真冬は低温のため繁殖できません。(参考:東京都立大学「ショウジョウバエってなに??」)
一方でノミバエ類は1年じゅう発生し夏場に多い虫で、暖房の効いた厨房では冬でも床の肉や魚のくずから湧きます。(参考:埼玉県衛生研究所「ハエのなかま」)
まとめ|飲食店のコバエは発生源の掃除から
飲食店のコバエは、排水溝とグリーストラップ、生ごみと空き瓶、肉や魚のくずのどこで湧いているかを種類から見分けて、その場所を掃除するのが先です。
今夜の閉店後は、コバエがとまっていた場所の近くの排水溝のふたとグリーストラップを開けて、ぬめりと底の汚泥がたまっていないかを見ておきましょう。
現地調査と見積もりが無料のコバエ駆除業者もあるので、掃除しても減らないときは、閉店後の時間に一度厨房を見てもらうのがおすすめです。













